ポルトガル情報(2014)
私のポルトガル訪問は84年、95年、そして今回14年の3回
前2回の印象が「ポルトガルについて」でしたが、20年振りに訪れてみてのあれこれです
◇ポルトガルは変わったか
ピレネーを越えればヨーロッパでは無いと言われたスペインよりさらに田舎じみた素朴な感じは消えてしまった印象です。
リスボンに感じた「昭和時代」の日本も、列車に乗っていると踏切ごとに小母さん立つ光景も今は過去のものか。
かつてエルヴァスで、羊飼いが連れる羊の群れと行き合ったことがありましたが(ポルトガル編表紙の写真)、今では想像できません。
その一方で、旅行者物価の安さ、治安の良さは健在です。ヨーロッパの中では、やはり旅し易い国です。
◇治安について
勿論、自分の身と荷物を守る基本動作を前提としたことではあるが、全く問題ないと言っていいと思う。
今回リスボン到着が23時になってしまったが、メトロの車内、到着したロシオ駅構内の感じ、共に全く危ない感じはなかった。
(リスボンやポルトなどの大都市には、危ないとされる地区はあるようです)
◇旅行者物価
物価高のフランスやイタリアと比べるとほぼ半値が実感。両国では、毎日100ユーロ札が消えていったが、ポルトガルでは、両替したキャッシュが、しばらくは滞在してくれる印象。
・一日の予算 今回平均70ユーロ
・安宿シングルルーム料金 15〜40ユーロ
探せば20ユーロは可能(意外にもリスボンでも20ユーロで宿泊可能⇒リスボン(2014))
リスボンの宿 Pensao Santo Tirso
80年代バックパッカーには懐かしい典型的安宿の入り口
ロシオ広場に面するという絶好のロケーションの宿のシングルルームが何と20ユーロ
・レストラン 10〜10数ユーロ (⇒ポルトガル料理)
食堂クラスの店ならリスボンの観光客相手の店でも多分20ユーロ内。
地方都市ならワイン込みのひと通りで、10ユーロ前後で食べられる。
・カフェでビール、軽食
観光地のメインの広場 インペリアル(生ビール)3.5ユーロ
田舎町の地元の人が入るカフェ サグレス(缶ビール) 1ユーロ ビールと生ハムのサンドイッチ 4ユーロ
・食料品店
赤ワイン 3ユーロ〜 ちょっと記憶に自信がないのであるが、アレンテージョ地方で何回か見たのが、The King of The Wineというシリーズ。
タイトルといい、英語表記といい、怪しげであるのだが、このうち「MONSARAZ」は美味しかった。
ハム100g 0.5〜0.6ユーロ
生ハム100g 2.4ユーロ
缶詰 0.6ユーロ
チキンロースト一匹 4.5ユーロ(リスボン ロシオ駅裏手のビンゴ・ドーセ)
◇キャッシング これはもしかしたら最近の傾向で、ポルトガルに限ったことでないのかも知れません。
手順の最後に、ユーロ決済か、円決済化の選択を要求されます。
これは、必ずユーロ決済を選択すること。円決済の場合、不利なレートで換算されます。
◇タクシー 物価の安いポルトガルでは、困った時は、バックパッカーといえどタクシーは選択肢の一つ。
今回私は、カステロ・デ・ビデ⇒マルヴァオン(14km)で利用。15ユーロのオファーは交渉の末13ユーロで決着。
◇喫煙 意外なことにいくつかの宿では、部屋に灰皿が置かれ、喫煙OKでした。
◇電話
郵便局に行ってテレフォンカードを求めたところ、渡されたのはレシートのようなもの。
公衆電話で、記載されたナンバーを打った後に、カードナンバーを打つ。その後国番号、相手先番号の順。
電話の掛け方には、あちこちで苦労させられましたが、今回も成功するまでの試行錯誤に2、3日を要しました。
Pensao Santo Tirsoの部屋
カーテンは目隠しであって、ロシオ広場に面しているといっても、
広場を見下ろすバルコニーを期待することは一泊20ユーロの安宿ではさすがに無理でした。