(+アントワープ)
(データ:1982年8月)
グランプラス ◇アントワープ 少年少女の名作「フランダースの犬」の舞台。フランドル、ルーベンス、アントワープといった言葉に惹かれてやってきた。ルーベンスの3枚の絵は確かにそこにあったが、アントワープは良く言えば活気のある、悪く言えばざわついた町であった。童話のイメージを大切にしたい人は来ない方がいいかもしれない。ブリュッセルから鉄道で1時間弱。そのままオランダに抜けることも出来る。 |
◇アクセス ロンドン、パリ、アムステルダム、ケルンなどヨーロッパ主要都市から非常に便利な位置にある。主要駅が、NORD、CENTRAL、MIDIと三つあって知らないと少し混乱する。列車の停車駅など確認しておいた方がいい。 ◇絢爛豪華な広間 ブリュッセル観光のハイライト、というよりこの一点と思われたのがグランプラス。観光客が多くまた、造りが大きすぎる感じはあるが、圧倒される迫力は一見の価値がある。 他に話の種レベルのものが有名な小便小僧。「何とか3大がっかり」というのがあるが、ヨーロッパ版を作るならブリュッセルの小便小僧、コペンハーゲンの人魚姫ならびにライン下りのローレライ岩でどうであろうか。 また、古典美術館はフランドル絵画の集大成といった感じで好印象。 ◇宿について 都会であるから安宿は駅周辺にいくらでも見つかる。しかし都であるだけに汚い気の滅入るような部屋でありながらそう安くも無い。スプリングの抜けたベッドの上で天井を見つつ、やはりヨーロッパは田舎に限ると改めて思った次第。 |