[ 80年代バックパッカーの風景]
鉄道旅行の愉しみ
(その4) 各国の列車
ヨーロッパの魅力のひとつに個性的な多くの国によって構成されていることがあると思います。広大な面積を持つ国が少なく、長距離列車に乗って国から国へと渡り歩くのはなかなか気分の良いものです。国鉄という表現が妥当なのかどうかわかりませんが、各国の鉄道もその国なりの個性があって、後になってみると、それぞれの国の思い出の一部になっていることに気付かされます。この項で意図したのは、各国の国鉄のロゴを集めること。どこかには写っているだろうと写真をひっくり返しましたが、残念ながらサンプルはあまり多くありませんでした。タイトルを「各国の列車」に変更することになりました。
(でも、あの頃ユーレイルパスを握ってヨーロッパを歩いた方には懐かしく思い出して頂けると思います)
まずはロゴの写っているものから。これはスペイン、ラ・コルーニャ駅に到着した列車
点対象の円形のロゴはご存知スペイン国鉄RENFEのロゴ
RENFEといえば、信じられないような遅れ方を日常的にやっていて
無数の旅行者のやれやれ話を作ってきました。
2枚目、イギリスはスコットランドの北の果て、カイラキン駅に着いた列車
矢印を互い違いに組み合わせたブリットレイルのロゴは、スピードやスマートさを感じさせ、格好良かった
三枚目、西ドイツ、ULM駅に停車中のブクレシュチ(ルーマニアの首都)発パリ行きの夜行列車
奥のオレンジの車両はオ−ストリアでよく走っていたやつ。オーストリア国鉄のロゴが見えています
手前の車両の「CFR」とあるのはルーマニア国鉄ですね
既に掲載した写真でロゴが見えるのは次の2枚
「駅の様子(2)」の2枚目、チューリッヒ駅の発着掲示板の右上にスイス国鉄のロゴが見えています
(因みにその上の写真の左側に英国鉄のロゴが見つかる)
「アムステルダム」にオランダ国鉄のロゴ。
以上の5例では、逆向きの2本の矢印の組み合わせというパターンが共通していますね。
最後に、ドイツ国鉄の典型的な車両の写真を一枚
これは国鉄の湘南電車のようなもので、ドイツ国鉄といえばこの車両であった
ドイツらしい素っ気なくダサい感じが懐かしい
長距離列車はこのような行き先表示板が車両ごとに掲げられる
この列車はTIZIANO(『ウルビーノのビーナス』を描いた16世紀イタリアの画家)という名
のインターシティ(IC:日本の特急みたいなもの)で、
イタリア−スイス国境の町CHIASSO発、ハンブルグ(アルトナ駅)行きです。
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