アヴィニョン(2016)

(データ:2016年4月)

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法王庁

 

◇法王庁

 やたらでかいというか、無骨というか、威圧的というか。34年前に来た時は入らなかった法王庁に今回は入ってみた。オーディオガイドを渡されて、これを聴きながら回ったが、「ここにはこういう装飾がありましたが、何々年の何々の際に撤去されました」という説明が多く、何だか、がらんどうの大部屋を次から次へと歩かされている感じであった。

 

 

◇ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン

 ローヌ川を挟んでアヴィニョンと向かい合う。フランス最大という中州を経て川向うに渡る橋を経て、アヴィニョンから徒歩で1時間ぐらいかかかったかも知れない。

 砦のある高台に上がると、法王庁を中央にアヴィニョンを遠望する。天気も良く、吹き抜ける風が爽快であった。私はこの展望を得るためだけに行ったが、砦だけでなく、見学するに足る塔も教会もある町のようである。バス停のある広場にi  がある。日本人が来るのは珍しいとかで、親切であった。アヴィニョンへは、5番のバス。白か青の車体だと教わった。

 

 

◇Hotel du Parc (18 Rue Agricol Perdiguier

 トイレ・シャワー共同シングル45ユーロ

 

 メインストリートをi のすぐ手前で右折。小公園(parc)の横を進む。この辺りはいくつか経済的な宿があるが、何軒か当たって、ここが一番安かった。駅から近く便利である。

フロントの女性は観光についての質問にテキパキ答えてくれて好印象。通りの先の教会のある小広場(Pl des Corps Saints)はリーズナブルなレストランが並んでいてお勧め(法王庁辺りは高いばかり)と教わり、タルタルステーキを食べてきました。 

◇アクセス

 パリーマルセイユ間の幹線上にある。パリからディジョンリヨンと南下してくると、プロヴァンスの入り口になる。駅前に立ったときの陽光が、南仏に来たことを感じさせる。パリから700km近い距離があるが、TGVだとパリから、何とたったの3時間。

 

 近場は、アルル20分、マルセイユ1時間。東に向かうことができて、モンペリエまで1時間。そのままトゥ―ルーズ方面に行くことも、スペイン国境を目指すこともできる。

 

 

◇町の造り

 さすがに法王庁が置かれただけのことはあって、城壁に囲まれた町は、ヨーロッパの中世都市としては大き目。中央駅(Avignon Centre)は城壁のすぐ外側にある。城門をくぐると、法王庁へと続くメインストリートへそのまま続き、分かり易い。

 

200mほど進むと右側にi があるので、地図を貰い、あれこれ知りたいことを訊く。窓口に、アジア人男性がいて、随分丁寧に対応してくれた。パンフ(日本語版あり)の裏側にスタンプ欄があり、最初に入った施設で押して貰うと、次の施設から入場料が半額になるということであった。

 

法王庁は駅から1kmほど。その先は公園になっていて、歩いていくとローヌ川を見下ろす高台のへりに立っていることが分かる。有名なアヴィニョン橋がかかっている。(旧アヴィニョンの写真はここから撮ったもの)

 

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ヴィルヌーヴ・レザヴィヨンからアヴィニョンを見る

 

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