ギニョル・トラブール・ブション リヨン

(データ:2016年4月)

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リヨン旧市街にて

 

◇旧市街 

・観光客で埋まるメインストリートにブション(食堂)が並ぶ。リヨン風サラダは、熱々ベーコンが美味でした。

・北はサンポール教会が終点。意外なことにそのすぐ近くに同じ名の鉄道駅があった。小さいながら終着駅スタイル。丁度列車が着き、近郊の人たちだと思うが、十数名が駅から各方向に散っていった。

・フルヴィエールの丘へは、この鉄道駅の前から上がっていった。結構きつい登りであったが、聖堂前のテラスからのリヨン新旧市街の眺めは気分良し。

・トラブール(抜け道)は、自力では探しにくい。ツアーガイドに導かれた団体客の後についていくのがいいと思う。私は英国人グループの中に入って、通りからアーチを入った中庭にある中世の屋敷など一緒に見学しました。建物の印象としては、自分がクレモナマントバのような北イタリアにいる錯覚にとらわれました。

 

 

◇宿について

 この町は宿代が高いと思う。今回、十数年前の「歩き方」を持っていたのですが、当時はベラージュ駅の近く、横道に入ったところにいくつか安宿があったようですが、今はいずれも60〜70ユーロと結構な値段。

 

 そんな中で見つけたのが、メトロで一つ手前のAmpereVictor Hugo 駅を出たところの四つ角にあるHotel de Ainay

 鍵を3つ渡される家族経営のペンション形式。通りに面した快適な広いシングル(トイレ・シャワー共同)が45ユーロで掘り出し物と思う。

隣はカルフールで、夜10時まで営業していて便利。ベラージュ駅もベルクール広場も徒歩圏内で便利。向かいがブーランジェリーで、朝パンのいい匂いが部屋に流れて生きて気分良し。宿の人たちも親切であった。

 

◇アクセス

 パリからはTGVで2時間、TERでも直行便があって、Bercy駅から5時間。

 

 近場の主要都市との関係では、

東はクレルモンフェランから2時間半(便数少ない)。

北はディジョンから2時間。

南はアヴィニョンから2時間。

西は、トリノに抜けられそうだが、COOKを見る限り、国境越えの区間はバスに乗り換えるようで、これはその趣味の人向けか。

 

 

◇大都市リヨン

 フランス第2の都市ということらしいが、フランスの都市はパリが突出しているので、以下の順位はあまり意味ないか。交通の便良く位置しているので、これまでに何回かは通過していた(大都市は敬遠してしまう)。

 

 今回、一度は町を見ておこうと、下車して一泊。大都市ながら、中心部は整然として落ち着いている。リヨンに特別な思い入れがある訳でない旅行者は、ギニョル(人形劇)、トラブール(抜け道)、ブション(食堂)といったキーワードを仕入れてから訪問すると良さそうです。

 

 

◇町の造り

 ソーヌ川とローヌ川に挟まれた、横幅500mの長方形という珍しい地形。ベルクール広場という巨大な広場が町の中心。ヴィクトール・ユーゴー通りを南に下ると、1kmほどでベラージュ駅。

 ベルクール広場からソーヌ川を渡ると旧市街。フルヴィエールの丘の上にノートルダム聖堂が堂々たる姿を見せている。

 

 

◇市内交通

 メトロやトラムの1時間券1.8ユーロ。この町は少し広さがあるし、特に、鉄道駅の到着が町なかのベラージュでなく、パールデュ―につく場合、最初から一日券を買った方が、好き放題に乗れて良さそう。

 

 

◇ベラージュ駅

 駅舎のすぐ前が、トラムの高架駅になっていて、駅前の広場から駅舎が全く見えない。中央駅の面目を失っており、ちょっと無神経さにびっくり。まあ、お江戸日本橋の上に高速道路をかぶせた東京に比べれば大したことでは無いでしょうが。

 

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様々な人が行きかうヴィクトール・ユーゴー通り

(正面はHotel de Ainay

 

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