ブザンソン
(データ:2016年4月)
Battart橋の上から 川向うにアーケードのついた古い建物が並ぶ 右端の人物はオブジェか ◇穏やかな休日 かなりの広さをもつ城塞は、いわば家族連れ向けのアミューズメントパーク。城壁の内側には、各種博物館や、水族館、動物園まである。たまたま訪れたのが日曜日で、平和で明るい雰囲気が良かった。 動物園にも水族館にも興味はなかったが、民俗資料館は、例えばこの地で栽培されてきた穀物の種を分類して展示するなど、結構真面目な展示振りで、こういうのが好きな向きには面白いかもしれない。 またGrand Rue 半ばにある時の博物館は、「時」に特化した異色の展示で、思う以上に多角的で面白い。日曜日ということで入場無料であった。 ブザンソンはそう観光化された町でもなく、広場のカフェの路上テーブルでぼんやり、道行く人を眺めているのが心地良かった。 ◇外部サイト http://allerenfrance.blog9.fc2.com/blog-entry-313.html http://jp.france.fr/ja/information/24147 |
◇アクセス TGVなら、パリ(リヨン駅)から2時間強。ただし、このうちMulhouse行きは、Besancon TGVに停車するものの、Viotte(本駅)には入らない。 在来線は、ディジョンが近く、一時間ほど。私はストラスブールからリヨンへ南下する途中で一泊しました。どちらからも3時間の距離です。 ◇ブザンソン旧市街(アクセス) 町の3方を川が囲むという変わった地形。ただヨーロッパの町は大半、 川が作っているから、中にはそういうのもいくつかあるのかもしれない。(カオールやベルンがそうだし、チェスキークルムロフが最も極端な例か) 駅(Viotte駅)から旧市街へのアクセスに注意。 駅を出たら右に進み、堡塁の中、公園のようになっているところを抜けて、Battart通りを下っていくと、ドゥ−川にかかるBattart橋に至る。橋を渡れば旧市街。この橋の周辺の景観は良く(左写真)、旧市街への期待が高まるアクセスです。 駅を出てすぐの車道を下っても旧市街に行けますが、一つ隣の橋を渡ることになり、こちらの周辺の町並みは平凡。 ◇ブザンソン旧市街(町の造り) Battart橋からそのまま伸びる通りが、Grand Rue(大通り)。歩いていくとやがて道は上り坂になり、つき当りが城塞。地図を見ると、3方を川に囲まれた、ここが最も細くなっている部分。高低でいえば、城塞は最高台であり、旧市街や眼下の川の眺めが良い。 町の主な見どころは、Battart橋と城塞をつなぐ1km余のGrand Rue 周辺にあり、コンパクトである印象。市庁舎前の広場を少し行った先右側にグランヴェル宮殿(時の博物館)。登りになってくぐるのが、ローマ遺跡っぽいノワール門、その先に屋根瓦がきれいなサン・ジャン教会。また、いずれも大したものではないが、ヴィクトル=ユーゴーの生家や、ローマ遺跡の残るカスタン広場もこの通り沿いにある。 ◇宿について 駅前にIBIS BUDGET HOTELがあり、シングル33ユーロと安いことは安い。駅前の宿は早立ちに便利。 なお、隣に手頃なカフェレストランがあり、サーモンのグリル14ユーロでした。 |