ストラスブール(2016)

(データ:2016年4月)

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夜遅く訪れた大聖堂

執拗な縦の線は、まさにゴシック

 

 

◇大聖堂

 33年振りにその威容を目にしたが、アミアンとかブールジュなどのこの国の他の著名なゴシック教会と同様、眼福というか、一目見る価値がある。赤茶けた感じの色が印象的。堂内の精巧なレリーフもなかなかでした。大聖堂に向かおうとすると、少し離れた場所から建物の間、通りの向こうに大聖堂が見える、その感じもいい。上の写真は夜10時過ぎに訪れたものですが、ライトアップされた姿が美しかった。

 

 

◇プティフランス

 ドイツ的な木組みの家が並ぶ一帯。かつて真冬に訪れたときの情感はなく、観光客向けの美観地区でした。中に可動橋(ヨーロッパの町は、水運によって発達したので、今でもあちこちで見かける)があって、通行が止められていたのですが、待っていると通りかかった船は観光遊覧船でありました。

 

 

◇外部サイト

http://stras.web.fc2.com/

ストラスブールの詳細情報満載

http://alsacekai.com/strasbourg.html

観光スポットの写真と紹介

 

◇アクセス

 ストラスブールはパリから450km、ドイツ国境はもうすぐそこです。

パリ東駅から、TGVで僅か2時間半。ストラスブールへのTGV開通が話題になったのも、随分昔のことになりました。

 

なお、在来線でもストラスブールは行けます。COOKの時刻表をめくってみると、パリ東駅を7:36に出た場合、Bar de DucNancyと乗り継いで、12:39にストラスブールに到着します。

 

 隣国では、ドイツはオフェンブルクから30分、スイスはバーゼルから1時間半。ストラスブール(アルザス)は、文化的にも歴史的にも、そしてもちろん地理的にもドイツとフランスの中間の立ち位置。私が83年12月にこの町を訪れたときは、スイスから入ってドイツに抜けたのでした。

 

 

◇ストラスブール駅

 円盤が着陸したような奇抜なデザイン。TGVが来るとこうなるんですね。

 

 

◇ストラスブールの町と旅のヒント

 歩いていて、ヨーロッパの良さを感じる町だと思った。身の回りに注意を払わなければいけない感じはないし、町を構成するモニュメントやデザインは洗練されているし、道行く人も知的な感じの人が多いような気がする。

 

 こういうのは通り過ぎる旅行者の、断片的な感想に過ぎないのであるが、帰国して、33年前の旅日記に殆ど同じ感想が書かれているのをみて、ほうと思いました。主観的な感想ながら、多少の真実味があるかも知れません。フランス旅行中だと、アルザス訪問という目的になると思いますが、スイスやドイツを旅行中でも、鉄道パスを持っているなら近いので、プチフランス体験をしてみては如何でしょう。

 

 

◇宿について

 まず、旧ストラスブールで紹介したMaire Kuss通りの2つの宿は、いずれも現在は廃業しているようでした。

 今のお勧めは、同じ通りのHotel Victoria。駅から5分とかからず、旧市街もすぐその先で、コスパ良し。

33年前の安宿の情緒はありませんが、カルフール・シティ(スーパー)も近くにあり、便利です。シングルルーム(トイレ・シャワー付き)45ユーロでした。

 

 しかしこの町は、宿は見つけやすい印象。旧市街を歩いていても、あちこちにホテルの看板があり、宿探しが楽しい町かも知れない。

 

 

 

 

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