カセレス(2014)

(データ:2014年5月)

マヨール広場の朝

HOSTAL ALAMEDA の屋上テラスから

右がブハコの塔

その背後に旧市街(歴史地区)が広がる

 

◇マヨール広場

 広場はヨーロッパの町の最大の魅力と言っていいと思うのであるが、カセレスのマヨール広場も、広場らしい広場で居心地がいい。上の写真は朝9時のものであるが、昼からは椅子とテーブルが並び、夜遅くまで大勢の人で賑わう。(気候が良いせいか、この日は週末でもないのに2時ぐらいまで賑やかであった)

時間帯によって、日の射し方も変われば、広場の様子の大きく変わるのも、その魅力かと思う。

 夕方、ベンチに座って、空を見上げれば、大小の鳥が多数飛び交っていました。コウノトリも2、3羽、悠然と翼を広げて飛び、20数年の時を超えて健在であるのは感慨深いものがありました。

 

 

◇宿泊について

マヨール広場周辺にオスタルやペンションがいくつかある。予約サイトBooking.comを見てみると、シングル20ユーロ前後の宿が複数見つかる。一番安い一泊16ユーロのペンションは、マヨール広場から500mとそう離れておらず、この町の宿探しは難しくなさそうだ。

 

HOSTAL ALAMEDA  http://www.alamedaplazamayor.com/

そんな中で、私が宿泊したHOSTAL ALAMEDA をお勧めしたい。一泊40ユーロと安くはないが、何しろマヨール広場に面する建物の4階(最上階)にあり、部屋のバルコニーからマヨール広場を見下ろすことができる。深夜0時過ぎまで、マヨール広場に出たり入ったりした挙句、窓を開け放って、広場のざわめきを耳にしながら眠りに落ちるのは、ヨーロッパに来ている喜びをしみじみ感じる瞬間でありました。

 

階段を上がっていくと4階(ヨーロッパ式であると3階)に受付がある。この受付は夜間無人となるので、安宿の常として3つの鍵の管理が必要。(⇒「スペインレポート(2008)基本情報」)内装は素晴らしく、安宿どころか、3つ星クラスよりよほど上等。ただし天井に大きな扇風機があるものの、エアコンは見当たらず、盛夏は厳しいかもしれない。(上記urlHPからyoutubeの町や宿の映像を見ることができます)

なお、6室あるうち、マヨール広場に面しているのは多分2部屋。これが空いているかを確認して下さい。

 

◇外部サイト

http://www.iberotour.jp/CP/caceres_spot.php?PHPSESSID=4b5658a71d7e0b2aca8e69cd889f5f1c

 

http://www.geocities.jp/trv524/city/extremadura/caceres/caceres.htm

 

 

◇アクセス(カセレスへ)

COOK2015冬版)によると、マドリッドから列車で4時間、6便。セビリアからは4時間半、1便。(TABLE677)

しかし、南ヨーロッパの傾向として、この国でも利便性ではバスの方が勝る。私はバダホスから入り、翌日トルヒーリョに向かいました。いずれも一日数便あります。その他周辺の町とも便がある筈です。

因みに「ポルトガルへの道(2014)」で紹介したリスボンーマドリッド間のバス便(TABLE45)のうち、一本が途中カセレスに停車します。マドリッドからもリスボンからも4時間ほど。

 

 

◇アクセス(旧市街へ)

駅を出て左の方向に新市街の大通りをまっすぐ歩いていく。2kmほど行ったところで、旧市街に入る感じがあり、心持ち右寄り、道なりに進むと町のへそマヨール広場(左写真)に至る。30分ほど。

バスターミナルは駅から町と反対方向に坂を下ってすぐ。バスターミナルが大勢の旅行者で賑わっているのに対し、リニューアルされた鉄道駅の方は閑散としていました。

 

 

◇旧市街(歴史地区)

(旧)カセレス」で肯定的に書きましたが、今回訪れてみると、そのノイズの無さが退屈。

建ち並ぶのは王侯・貴族の館や教会で、常に薄茶色の巨大な建物の高い壁の間を歩いている感じで、生活感がない。戸口を開けて、中を公開している建物が多く、言ってみればアトラクションの多いテーマパーク。その純度の高さは一見の価値があると思われますが、私は早くも食傷気味となり、昼と夜と2度ひと回りして、もういいやという感じでした。

 

カセレス旧市街(歴史地区)

サンタ・マリア広場

 

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