「美しい、というよりは不思議な町のひとつ」 ドル・ド・ブルターニュ

(データ:2012年3月)

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ドル旧市街

◇無名の町

一般的なガイドブックには載っていない観光的には無名の町。ネット検索してもモン・サン・ミシェル関係のサイトが並ぶばかりです。この町の名を記憶している人がいたとしても、モン・サン・ミシェルに行ったとき、そんな名前の駅でバスに乗り換えたなと思い出すぐらいでないでしょうか。

私はサンマロからカン方面に抜けた時、この駅で列車待ち合わせの一時間を過ごしました。帰国後、「フランスの不思議な町」という本(⇒「旅のヒントが得られる本」)でこの町に関する記述を発見、町に出ればよかったと残念に思ったことがありました。今回短時間ながら「美しい、というよりは不思議な町のひとつ」(同書)を訪れることができました。

 

◇宿について

駅から旧市街の方に歩きだしてすぐのところに一軒。料金表を見るとシングル一泊30ユーロ台であった。

◇アクセス

レンヌサンマロ間。レンヌから40分、サンマロから15分、1時間に1〜2本あり結構便利。パリから直通のTGVも一日数本ある。

 また、本数は多くないものの、ノルマンディ地方へ抜ける路線(モン・サン・ミシェルの最寄り駅ポントルソンはこの線のひとつ目)やディナン経由でブルターニュ半島の奥に向かうローカル路線も出ており、ブルターニュ、ノルマンディ方面を探索する人は案外通る機会がありそうだ。

 

◇旧市街へのアクセス

駅を出たら駅舎を背にして右方向に車道を進む。ひとつ信号の無い交差点を越した記憶があるが、“centre ville(直訳は「町の中心」であるが、ヨーロッパでは実質「旧市街」と意訳して良さそう)の標識に従って直進すると、古い木組みの家が並ぶ旧市街に至る。駅から10分ほどの距離。立派な教会があるが、町自体は小さい。観光化された感じがなく気持ちの良い町歩きができました。

なお、駅に戻る際、駅に着く手前、道が二つに分かれるのを右に行くことに注意。左(レンヌ通り)の方が道なりの感じなので間違えそうです。

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ドル大聖堂(側面)

 

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