ドナウ河畔
(データ:2011年4月)
小路の向うに大聖堂の塔を見る 後で「歩き方」を見てびっくり。殆ど同じ写真が載っています |
◇アクセス 鉄道は、フランクフルトからウィーンに抜ける幹線上にある。便利ではあるが、わざわざ途中下車する機会がなくて、今回初めての訪問となった。州都ミュンヘンからも便があって1時間半ほど。 ◇居心地のいい旧市街 例えばローテンブルクのように「中世の雰囲気をとどめる」というほどでもないが、激しい車の流れにうんざりさせられたりするほどの大都市でもない。歩いていると壁面画や銅像に出くわしたりして、小路から小路へと散策するのが楽しい。大聖堂のゴシック塔はとても素晴らしいもので、歩き疲れたら、大聖堂を見上げるカフェに腰掛けてビールを飲めば極楽。 ◇ドナウ河畔 大聖堂の前の広場から北に向かうとやがてドナウ河畔に出る。すぐそこにかかっているのが「石の橋」。橋の中ほど、欄干に施された装飾塔のてっぺんに跨って、手をかざし教会を見やる小人の像があるそうである。自由都市の権力に対する批判精神が現れているようで面白いが、残念ながら私は見損ねてしまいました。 「石の橋」のたもとの川べりに、有名な「歴史的ソーセージ」の店がある。以前何かの本で、これを食べた著者が、名物に旨いものなしというがこれがまさにそれで、400年前から営業しているというが、ここの人たちは400年にもわたって恥をかいてきたのかと思うと気の毒である云々、と書いていたのを読んだことがあるが、観光客が押し寄せる店とあれば、そう書きたくなるようなこともあったのかも知れない。店に入らずともそばにベンチがあって、私はそこに腰掛けてドナウの流れを眺めていました。 また「石の橋」を渡りきったは対岸は、実は川中島で、レーゲンスブルク旧市街は、その地区も含めての世界遺産だそうです。向こう側から大聖堂を見る構図も良さそうです。 |