◇◇サラマンカ大学◇◇
フライ・ルイス・デ・レオンが教鞭をとった教室 16世紀のままなのかどうかは不明だが、机も椅子も面をとっただけの角材であり往時を偲ばせる。日本で大学が生まれたのは明治維新後で、しかもその伝統は戦後の学制改革で断絶してしまった感があることを思うと、知識人教育の歴史の圧倒的な重みと市民の生活との距離の近さは羨ましい限り。(ここにいると、ハリポッターの魔術学校「ホグワーツ」の様子が何故ああであるのか判るような気がする) |
大学内あちこちで見られた装飾文字 一目で印象に残るこの修飾文字については、尋ねる機会がなくてよく分からないのであるが、これまた中世来の歴史を感じさせる。これは1987年の記録のようであるが、もっと古いものもある。本編に書いた正門前の小広場を囲む建物の壁面にもこの文字が見られる。市のパンフレットなどにもこの文字が見られ、サラマンカのシンボル的な位置付けになっているのかもしれない。 |
◇◇ 貝の家 ◇◇
有名なサラマンカの名所。「貝」はもちろん「サンチャゴ巡礼の道」のシンボル帆立貝。はるか彼方ベルギーのナミュールの街路にも埋められる帆立貝である。 サラマンカのi はマヨール広場の東側だが、この建物内部にもiがある。 観光写真は常に貝の家に向かって撮られるから分からないのであるが、向かい合って立つ建物も高い塔を持ち、かなり立派。サラマンカは非常に造形に恵まれた町なのであった。 ストリートミュージシャンがギターを弾いていた |
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◇◇ マヨール広場 ◇◇
マヨ−ル広場(午後5時) この写真を眺めるにこの国はやはり変っていると思わざるを得ない。昼食をとるのは2時3時であって、その後はシエスタである。日本なら賑うはずのこの時間にここまで人の姿が無いとは |
マヨール広場(午後10時) あちこちで歓声が上がる。ベンチに上って喚いたり、サッカーボールを蹴り上げたり、太鼓を打ち鳴らしたり。しかしその多くはこの時期この国でもよく見かけた修学旅行の高校生風情。レストランに客が入るのもこの時間からで、スペインの夜はこれから始まるのでした。 |