(データ:2008年4月)
深夜の停車駅にて、すれ違いの列車の光景 ガリシアを出発した夜行列車から(1991年1月) ◇町の中心の広場への行き方 駅を背に右方向へ線路沿いに歩く。500mくらい行くと、右側に線路をくぐる地下道の入り口がある。これを進んで線路の向こう側に出ると町に入っている。そのまま進んで、川を渡り、さらに道なりに行くと町の中心の広場に至る。駅からここまで10分強ほど。 広場は方形であるが、駅の方から来て広場に入ったとして、奥の辺の中ほどに i がある。そう大きい広場ではないので分かると思う。ガイドブックに載っているはずのない町なのでここまで自力でたどり着かないといけないが、観光客が少ないせいか、 i は結構親切であった。 ◇観光 駅から町に向かうとき、前方左手の丘の上に城が見えている。私は行かなかったが、今、町の紹介パンフを眺めていて、行ってもよかったなと思う。 なお、宿は、いずれも駅から広場に至る道の途中に3軒。 |
◇鉄路の交点 ガイドブックのスペイン鉄道地図か、COOKのMAP(路線図)を見て頂くと分かり易いと思うのですが、マドリッドとガリシア地方のア・コルーニャを結ぶ線(table680)と、フランスとポルトガルを結ぶSUD EXPRESSが走る線(table689/692)はどちらも旅行者が使う機会のあるルートである。メディナ・デル・カンポはこの二つのルートの交点にあって、何とはなしにその名前だけは以前から聞き覚えていた。 メディナ・デル・カンポは平凡な田舎町で、わざわざ訪れて見るべきものがある訳ではないのですが、鉄道の不便なスペインのこと、乗換えで時間が余ったり、あるいは、食事時間調節の途中下車(後記)したりすることもあろうかとこの項を起こしてみました。 ◇スペインでの昼食 パンで済ます積りならば関係ないが、レストランに入ろうと思うとスペインでは食事時間に注意していなければならない。昼食ならば2時から3時くらいが目安。上に書いた食事時間調節というのは、都市間の移動で、昼の列車に乗ってしまうと、食事時間は列車の中、目的地に着いて何か食べようと思っても開いている店がない。このようなとき時刻表とにらめっこして途中下車して食事を済ませ、次の列車で目的地に向かうという、そこまでして食べたいかという嘲笑を招きそうな技のことである。 i で教えてもらったのだが、広場の i を背にして右奥角に2,3軒並ぶBar-Restauranteが経済的。私はAlegriaという店に入ったが、魚のスープ、オックステールの煮込みのMENU(定食)は美味しく、ワイン、カフェ込みで9.2ユーロという値段にも満足。フランスやイタリアに比べると半額以下である。 |