ローマ都市 ベネヴェント

(データ:2015年6月)

Benevento 良い風?

 ventoは「風」。beneは、「良く」という意味ながら副詞であり、「良い風」に語源を求めるのは無理があるか。しかし、町は高台にあり、「風」に違和感はない。

 

 

◇古代ローマ都市

 古代ローマの都市の一つであったようで、凱旋門や円形劇場が配されている。ガリバルディ通りを歩くと現代の活気は好印象である一方、中世色は乏しい。

また、この町はロンゴバルド族(イタリアの各都市を歩いていると、ちょいちょいその名に遭遇する)に支配された時期があり、サンタ・ソフィア教会は、ロンゴバルド様式をとどめるということで、世界遺産に登録されている。

 

 

◇サンタ・ソフィア教会

 北方蛮族の影響か、正面ファサードは見慣れない感じだし、内陣の、六角形のクーポラの周りを十本の柱がとりまくのも独特の感じがあった。

 しかしこの教会で気に入ったのは、ガリバルディ通りにはみ出して立つ鐘塔。屋根の三角形のトンガリ帽子が可愛い。

 

 

◇トラットリア Da Nunzia

 宿のフロントの女性が、強力にプッシュしたトラットリアは、「歩き方」で紹介されている店であった。年配のシニョーラが、隣の席に座り、口頭でメニューの説明をしてくれる(イタリア語ができないと、ここはちょっとつらいか)。

美味しく食べて25.5ユーロは実質的。

 

※メニュー表を置かない店なので、参考までにその内訳を書いておきます。

プリモ(Scarpariano)6、セコンド(羊肉のロースト)10、 コントルノ 3、ワイン(1/2 3.5M/ W 1、カフェ 1、 コペルト 1

◇アクセス 〜べネヴェントへ

 fs線(イタリア国鉄)だと、ローマバーリ間に位置する。

COOK時刻表のTable626)

高速列車FAなら、どちらからでも2時間程度。(ICでも4時間はかからない)

 

◇アクセス 〜旧市街へ

 駅頭は非常に詰まらない感じ。駅前からのびるナポリ通りを進むと10分ほどで橋に差し掛かり、旧市街に入る。橋を渡って直進、緩やかな坂道を上がると、右手にドウオモがある。ここから延びるガリバルディ通りが町の中心。進んでいくと、右手に広場、さらにその先左手にサンタ・ソフィア教会がある。その先を下るとバスターミナル。

 ガリバルディ通りは、町で一番高い位置にあり、凱旋門や円形劇場などへは、左に右に坂を下っていく感じになる。

 

 

と宿

 「歩き方」掲載の地図では、は、ガリバルディ通りの中ほどにあることになっている。人に尋ねると、そうだという人もいれば、バスターミナルの近くだという人もいて、行ったり来たりしたが、結局発見できず。

 仕方なく、自分の足で宿探しを開始。随分人に訊いて、B&Bを一軒見つけるが、ブザーに応答なし。他に手頃な感じの宿は見つからず、結局、一泊60ユーロの4つ星ホテルを見つけ、これを50ユーロに値切って宿泊。

  も宿も、事前に情報を仕入れてから行った方が良さそうです。

 

 

◇外部サイト

http://zenzero123.exblog.jp/21809721

(サンタ・ソフィア教会の写真など)

 

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