首都  マドリッド

(データ:2014年5月)

DSCF1792 (640x480)プエルタ・デル・ソルの大道芸人

宙に浮くパターンが流行っていて、あちこちで浮いていた

近寄って見ても何故浮いているのか分からず、不思議でありました

 

◇大都会

 ここまでに200を超えるヨーロッパの町について書いてきいながら、スペインの首都たるマドリッドは今回が初登場。初めてのマドリッド到着でちょっとしたエピソード(⇒「マドリッドにて」)があったり、返還直後の「ゲルニカ」を見たりと印象に残ることはそれなりにあったのだが、何回か訪れていながら写真を撮ったのは今回が初めて。多分、性に合わないのでしょうね。

 

 同じ首都でも、パリやローマに底の知れない魅力を感じるのに対し、マドリッドは私にとっては面白味のないただの大都会。アマデオといったか、80年代には日本人旅行者がたむろする有名な安宿がありました。プエルタ・デル・ソルあたりで夜、バルをハシゴしていたりすると、その開放的な感じにはまってしまうのかもしれません。

 

◇町の造り 

 町の中心は、何といっても「へそ」として昔から有名なプエルタ・デル・ソル。マドリッドの代名詞みたいなものである。直訳すると太陽の門なのだが、城門が残っている訳では無く、草創期の未だ町が小さかった時代に城壁が通っていのであろうか。ここから東西に伸びる通りを軸とすると分かり易いと思います。西は王宮、東に行けばプラド美術館やレティーロ公園。

 

 

◇マドリッドに到着 

鉄道でアトーチャ駅に着いた場合は、駅前から延びるアトーチャ通りを上がっていくことをお勧めします。20分ほどでマヨール広場につき当ります。プエルタ・デル・ソルはすぐそこで、町の感じとサイズが分かります。ペンシオンやオスタルの多い町であり、途中で宿も見つかると思います。

 

 チャマルティン駅やバスターミナルに到着した場合、メトロで移動することになります。通常のゾーン別均一料金制でなく、券売機では下車駅を選択します。一回やってみるとどうということもないのですが、最初は戸惑いました。

 

 空港からのアクセスはRENFE(スペイン国鉄)もメトロもバスも通じていて便利。かつて空港バスが到着したのは、コロン広場地下の薄暗いバスターミナル。その場所で「首絞め強盗」多発のニュースにも、それはそうだろうと頷ける、着くのが気の重くなるような場所でした。日本からの同日乗り継ぎ便だと、到着が夜遅くなるのでアクセス大幅改善は朗報。

 

 

◇プラド美術館

 ここは必見。今回は年に2回の無料開放日(5/18と11/19)に偶然あたったが、人が多くてラッキーであったかどうかは微妙。ベラスケスやゴヤはもちろん、ヨーロッパ絵画の充実したコレクションです。

 

 

◇標高655m

 ヨーロッパの主要都市は、殆どが町なかを流れる河川と共にあります。しかしマドリッドには川の気配が無い!イベリア半島中央部は、メセタと呼ばれるテーブル状の高原になっています。ペインと言えば、夏の暑さが話題になりますが、カステリアの諸都市は冬の寒さが厳しいことにも注意。

 

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