ユーラシア大陸最西端 カスカイス

(データ:1984年1月)

ロカ岬 Cabo de Roca

 

◇ロカ岬 「ここに地果て、海始まる」

ユーラシア大陸最西端として有名な岬である。何しろ何もない場所で、気候のいい時ならば半日ピクニックにいいのかも知れないが、冷たい風が吹きつける冬場とあっては乗ってきたバスの折り返し便で早々に退散したのでありました。

のある小屋にいくと、“お約束”の「最西端到達証明書」を発行してくれます。有料(小額)ですが、名前を飾り文字で記入し、蝋印を押してくれました。 

印象はそのときの状況次第ですが、私は大西洋はラ・コルーニャのエラクルスの塔の方により凄絶さを感じました。

尚、ロカ岬はシントラからもバス便があり周遊できます。

 

 

地獄の口 Boca de Inferno ⇒

お餅のひび割れの様な岩の中の遊歩道で海面近くまで降りて行ける。日が差し込んで暖かかったので適当な岩盤の上に寝転んで少し昼寝をした。

◇アクセス

リスボンのカイス・ド・ソドレ駅(港に面するコルメシオ広場から港通りを徒歩20分)より頻発。左手に海を見ながら30分ほどで終点カスカイス。よく停車するところや車内の雰囲気など私鉄の風情であるが、国鉄のようでユーレイルパスが効いた。

カスカイスはいわばリゾート地で、町は面白くない。ここではカスカイス起点のエクスカーションを二つ紹介します。

 

 

◇地獄の口

いやでも興味をもってしまうその名に一体なんだろうと出かけて行きましたが、見てしまえばなんだという感じもあります。町からは2kmぐらいですが、海沿いの一本道なのでぶらぶら歩いて行くと良いでしょう。

途中宮殿の如き豪邸の横を通ったと当時の日記にあって、ガイドブックで調べてみればこれは貴族の館で、現在、カストロ・ギマランエス伯博物館として公開されているようです。

 

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