スペイン国境の要塞 エルヴァス(2014)
(データ:2014年5月)
サンタルジア要塞からエルヴァスの町を眺める (「(旧)エルヴァス」の写真と大体雄な味位置から撮っています) 町の右側の小山のてっぺんにグラサ要塞がある バスターミナルは、丘の下、立木の右に見えるあたり ◇エルヴァス旧市街 ・レプブリカ広場 正面奥にノッサ・セニョーラ・ダ・アスンサオン教会が建つ「町のへそ」。白黒幾何学模様の床が印象的。iもここ。 ・ノッサ・セニョーラ・ダ・コンソラサオン教会 レプブリカ広場から教会の右の道を上がっていくと、すぐペロリーニョの立つ小広場があり、その前。8角形のドームに8本の円柱、壁には一面のアズレージョ。造りや装飾が普通の教会と違っていて印象に残る。 ・城 一角に城壁と塔を残すのみであるが、城壁の上からの周辺の眺めが良い。目の前に対峙する丘のてっぺんにグラサ要塞が見える。 城に着く直前にあるベアタス通りという庶民的小路は、各戸のドアが開けられて、マグレブでよく見たような細い紐がカーテンのように垂らされる。歩いていくほどに、それぞれの家の中から話し声や音楽が聞こえてきて楽しい。 ◇グラサ要塞とサンタルジア要塞 グラサ要塞は城から真正面に見えているし、下の谷間を覗くと道がくっきりと見えている。どう見ても歩いていけそうだったが、尋ねた人全員に、タクシーでないと無理と止められて断念。後で
i で訊いてみると、現在修復中で、立入禁止になっているとのこと。何年かしたら観光スポットの仲間入りを果たしているかもしれない。 修復が成ったのがサンタルジア要塞。現在は軍事博物館になっている。博物館はともかく、要塞からエルヴァスや周囲の耕地の眺めは健在。残念ながら、(旧)に書いたような、放擲された廃墟の独特の感じは失われてしまった。 |
◇アクセス 「(旧)エルヴァス」でリスボンから4時間と書いたが、現在は3時間程度で着く。途中で停まるのも大きな町だけのようで、「(旧)」に書いたような感じはなくなってしまった。ポルトガルの田舎はこの20年で、随分変わってしまったのかもしれない。 ◇バスターミナル 以前はレプブリカ広場に乗り入れていたが、この町でも現在は城壁の外にバスターミナルができている。城壁を抜けて坂道を上がっていくと、町の中心レプブリカ広場まで15分ほど。 バスターミナルの場所はサンタルジア要塞に上がっていく道のすぐ下。発車時間待ちの間、要塞を見学に行こう。 ◇スペイン・バダホスへのバス便 「歩き方」には一日5便とあるが、現地で確認したところ、年間通じて一日3便。土日祭運休。所要時間30分 バダホス発 13:15 16:30 18:45 エルヴァス発 8:15 10:30 15:00 スペインーポルトガル間で時差が1時間あることに注意。バダホスを13:15に出るバスのエルヴァス到着は12:45です。 10:30発バダホス行きのバス ◇ANTONIO MOCISSO(Rua Aires Verela 5) この町は宿が少ない。i で聞いた限り、これがこの町唯一の安宿である。場所はレプブリカ広場のすぐ近くて便利なのだが、路地の中なので生き方はi で確認して下さい。古めかしく狭いが、トイレ・シャワー付き20ユーロは助かる。 この宿は「歩き方」にも紹介されている。行き方の案内はこんなもんかなと思うが、地図上のマークは全然違うところに付されているので要注意。 |