大概は何事もなく帰国するので、それが喜ばしいことであるにもかかわらず、
無駄金払っちゃったな、とつい思ってしまうのが海外旅行保険
ここ数年のヨーロッパ行きで、私が保険に入ったのは2004年のフランス行きの一回のみ
このときの加入した保険が一つの在り方かなと思うので紹介したいと思います
保険期間 2004.4.14〜2004.4.25(12日間) フランス国限定
付保内容 治療費用5百万円、賠償責任1億円、救援者5百万円
保険料 2340円
どうでしょう? 奇妙な保険だと思われるでしょうか。私が常々気に入らないのはレディメイドの保険商品が必要としない項目まで含めてくることで、保険というのは万が一のときに自分が大変困る事柄に対してそのリスクをカバーしてくれればそれでよいと思うのです。
で、上の付保内容というのは、まずありそうなリスクは緊急入院の事態に至ること(別に持病があるわけではありません。20代の頃は自分が病気になるなんて考えもしなかったが、今はもしかして、ということです)、それから外国で恐いのは損害賠償を請求される危険、逆に要らないのは死亡保険でこれは生命保険に加入済み・・・・といった具合で完全わたくし版保険が出来上がった次第。常識的ではないかもしれないが、本人が満足しているのだからこれはこれでいいのです。
上記のようなオーダーメイドができたのはインターネットのおかげ。エアチケットの手配でもそうだが、代理店の担当者経由ではやり取りが煩雑でやってられない。保険会社の方も訪問国や保険期間など細かくリスク管理していて、当方としては利用し易い。特定の企業のことなのでここではアドレスは控えようと思うのだが、フランス行きの時にこの保険に加入したのは、「歩き方(フランス編)」の裏表紙に広告が出ていてトライしてみたもの。
(その後)
単に面倒くさいという理由で以来海外保険に加入していません。まあ「万が一」はないだろうと高をくくっているわけですが、今回(2007年)こんなことがありました。
今日は帰国という日の朝、パリでいつものHOTEL GAY LUSSACに泊まっていて、シャワー室のあるフロアから自分の部屋のあるフロアへ戻ろうと例の螺旋階段をおりていたところ、足を踏み外してしまいました。行きの飛行機でもらってきたスリッパを履いていたのがいけなかった。あっと思ったときにはもうどうしようもなく、止まるまでどしんどしんと落ちてゆくしかありませんでした。結局打ち身、かすり傷程度で済んだのですが、例えばすぐ下にお年寄りがいて突き飛ばしていたら・・・などと考えると、やはりこれは何が起こるか分からんものだなと思いました。(右現場写真)