2011追記(KE塔乗記)

 

このところJALもしくは、ヨーロッパ系のJALコードシェア便の利用が続いていたのですが、

今回出来るだけ旅費を切り詰める必要があって、20何年振りかで大韓航空(KE)を選択しました。

KEといえば、私には丸一日がかりの南回りチューリヒ便(「航空券について」の写真)が思い出深いのですが、

今回搭乗して、安価路線をも保ちながらも、速さ、快適さは様変わりとなっていることを知りました。

 

私が購入したチケットの明細

2011/03/24 福岡(10:30) ⇒ (12:00)ソウル・インチョン (13:15) ⇒ フランクフルト(17:05)    所要時間 14:35(時差8時間)

2011/04/03 フランクフルト(19:45) ⇒ (翌日13:05)ソウル・インチョン (14:15) ⇒ 福岡(15:35) 所要時間 12:50(時差7時間) 

 

費用  チケット代金 69,800円、 燃料サーチャージ等 20,320円、 諸税等15,105円    合計 105,225円

手配先 : HIS

 

 

◇費用について

 ヨーロッパ往復のチケットが7万円というのはかなり安い。特に私は地方に住んでいるので、ヨーロッパ便が出る国内の空港までの往復分をつける必要があり、安く仕上げるのにハンディがあるのだ。逆に安さだけなら同じ時期、中国系で5万円程度のチケットもあったが、トラブルが待っていそうで怖い。その点KEは安心できる。

 

◇利便性

上の行程をご覧いただければ一目瞭然だが、このスムーズなヨーロッパ往復は素晴らしい。JALなら3,4時間は余計にかかりそう。たまたま乗り継ぎがよかっただけなのかもしれないが、インチョンのハブ空港としての機能が高いということもあるのかもしれない。調べてはいないが、インチョンから日本のあちこちの地方空港に便があると思う。地方在住の人は成田に行くよりインチョンに行った方がいいのではないか。

また、帰途、フランクフルトを離陸した10時間後にソウルに到着したのには驚かされた。飛行ルートも違っていて、下界が見慣れたシベリアの白い世界でないのでパーソナル画面で調べたら北京をかすめるように飛ぶルートなのであった。

 

IMG_1782.jpg

◇居住性

機内設備がとても良い。上にヨーロッパ系と書いたのは具体的にはアリタリアとエールフランスであるが、これらが近年機体の老朽化があからさまであるのに対し、KE機は新しい。何だか伸びゆくアジアと凋落するヨーロッパの象徴のような構図になってしまっている。

パーソナル画面ではオンデマンドで数多くの映画や音楽が視聴可。また、シートピッチがJALよりさらに長いようで身長187cmの私としてもとても楽に感じた(エールフランスやアリタリアはとても狭い)。

さらに楽しめたのは、機内食。一回目がビビンバで2回目がプルコギ。ビビンバは、自分で作る(混ぜ合わせる)ようになっている。左の写真は帰りの便で配られた「召し上がり方」ですが、行きの便では勝手が分からず、隣の韓国人の動作を真似していました。

 

 

まあ、機内食に感心できるのは初回だけでしょうが、今後もKEがヨーロッパ訪問の翼として有力な選択肢であることは間違いないようです。

(今回のヨーロッパ行きは東北の大震災が起きてまだ半月という時期。インチョン空港に到着したとき、「放射能検査希望の方はこちら」という掲示がありました)

 

 

 

 

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