鷹の巣村 サン・ポール・ド・ヴァンス

(データ:2016年4月)

マーグ財団美術館に向かう小路からサン・ポール旧市街を見る

 

◇マーグ財団美術館

 サン・ポール旧市街から徒歩で15分ほど。これはサン・ポール旧市街の魅力に負けず劣らずの、美術ファン必見の美術館だと思います。

 

 ミロやシャガール、ジャコメッティなど現代アートの作品を贅沢に配置し、美術鑑賞の理想を提示しているかのよう。建物自体もアートといえる設計で、建物をうまく使って、美術と自然の融合を体験できます。入場料15ユーロはなかなかであるが、それだけの価値がありました。

 

 

◇マーグ財団美術館への道

 i で貰う地図で見えるうち、車道では無い、一番山側の、古い教会が3つ4つ並ぶ小路Cn. de Ste Clare を選ぶことをお勧めします。静かな散歩道で、廃寺といった風情の小教会もいいのですが、途中で見えるサン・ポールの遠望が素晴らしい(上の写真)

 

 

◇宿について

 町の性格からして、経済的な宿はなさそう。すぐ近くのヴァンスに宿を見つけるのが良いと思います。

 

 

◇外部サイト

http://www.mycotedazurtours.com/?p=1143

http://prunier.arcadevillage.com/ville/lacote/st_paul.php

 

 

 

◇アクセス

 ニースからァンス行きのバスで1時間。人気観光地であり、本数あるにもかかわらず立つ人もいるくらいであった)。ヴァンスからは、戻るように10分ほど。

 

 

◇旧市街

 城門をくぐると、すぐ右手に i 。日本語のパンフがある。 城門から続くGrand Rueがメインストリート。主に左側に細かい道が走り風情がある。「鷹の巣村」はエズとここしか知らないが、エズより、はっきりサン・ポールの方がお勧め。観光客が多いのは同じだが、町の奥行きがずっと深い。

 

Grand Rue は両側を塞ぐ中世の建物が非常に良い。多くはアトリエになっているが、エズで感じた観光客相手の安直さを感じず、多彩で、質が高く、町歩きが楽しい。

 

左に上がると迷路状の小道が伸びる。教会近くに塔が2つ、3つと立ち、その姿も良い。小さな町であり、右でも左でも折れて歩くと、すぐに町は尽き、城壁から周辺の耕地や、遠く雪を頂いた山の景色も良かった。

 

Grand Rue の突き当りの城門を抜けると、墓地があり、その中にシャガールの墓がある。世界的な名声を持つ画家が、こんなところで静かに眠っている。

 

 

   フランス編の表紙に戻る   トップページに戻る