港町 マルセイユ

(データ:2016年4月)

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旧港の先端、サン・ジャン要塞から旧港を振り返る

 

◇港に向かって右側の一帯(上の写真の左側)

 

上の写真の港に沿った道はプロムナードになっていて、休日気分の人々が大勢歩き、大道芸人の技に喚声を上げたりしている。

 

 写真を撮っている位置から左手に続くベイエリアは、再開発されていて、中世の要塞から近代的な建物に続く空中通路ができていたりする。(これは興味がないので行かなった)

 

 サント・マリー・マジョール大聖堂から港を背に坂道を上がっていくと、旧市街パニエ地区。イタリアやスペインの中世都市の旧市街と比べると物足りないものの、入り組んだ路地あり、高低差あり、町に活気があって印象は悪くない。

 

 

◇港に向かって左側の一帯

 ひたすら坂道を上がっていくとマルセイユのシンボル、ノートルダム・ドゥ・ラ・ギャルド聖堂に至る。150mあるというから、結構な登り。しかし、聖堂前からの眺望は素晴らしく、マルセイユ市街全域、また地中海の青とイフ塔の眺めは印象に残る。(右写真)

 聖堂内部も黄金に彩られ、地中海に栄えた往時を偲ばせる。

 

 旧港の先端、サン・ジャン要塞と対峙するようにサン・二コラ要塞があり、その手前、これも要塞のような堅固な造りのサン・ヴィクトワール修道院がある。ロマネスク風のレリーフがある石棺があった。

 

魚を売る屋台を見るのを楽しみにしていて、朝、旧港沿いの道を歩いてみたが、その気配は見られず。曜日や時間帯によるのかも知れない。

 

◇外部サイト

http://guide.travel.co.jp/article/10156/

百段階段や旧港の魚売りの屋台の写真など

https://www.travelbook.co.jp/topic/1503

旧港の写真など

◇港町マルセイユ

 今回、82年以来の再訪でした。大体、港町というのは猥雑なものであり、また当時マルセイユは怖いという話もあり、マグレブからの船着場から続々と中央駅に向かって歩いてくる長身長髪髭面百戦錬磨といった態のバックパッカー達に気おされ、駆け出しバックパッカーであった私は、恐る恐る町に出たことを今でも良く覚えています。

 あれから30余年、何でも都市再開発事業があったとのことで、今や町の印象も様変わり。危ない感じは殆どありません。もっとも中央駅界隈などマグレブの雰囲気があり、他の大都市同様程度の注意は必要かと思います。

 

◇旧港へ

 ヨーロッパの町のつくりで、「町のへそ」というのは通常町の中心の広場になるのですが、マルセイユでは、それは旧港だと思う。マルセイユに着いたら、まずは旧港を目指したい。中央駅から10分程度。旧港に突き当たると、左の丘の上にマルセイユのシンボル、ノートルダム・ド・ラ・ギャルド聖堂、左は旧市街パニエ地区。

 ここで問題は、宿の確保。旧港に面する高級ホテルは勿論、この一帯に安宿はなさそう。私が宿泊したのは、旧港左側から、2、3本の通りを上がったIbis Budget Port Vieux。有力ビジネスホテルチェーンで、風情も何もあったものでは無いが、シングル一泊50ユーロの快適な部屋と、ロケーションの良さは使えそうです。

 価格を追求するなら、手始めに中央駅周辺の路地を探索するか。この町ならではの宿泊ができそうで、20代ならば私はこちらですね。

 効率的にやるなら、旧港に向かう大通りの、旧港に着く手前右に i があります。私が行った時には、日本語を話す東洋人(日本人には見えなかった)がいて、色々親切に相談にのってくれました。

 

 

◇マルセイユ中央駅(サン・シャルル駅)

 「百段階段」は、数えてみると154段ありました。駅前のテラス(百段階段の上)から、ノートルダム・ドゥ・ラ・ギャルド聖堂がよく見えます。乗り継ぐだけの人も、駅前に出てマルセイユの町を一望しては如何。

 

 なお、バスターミナルが駅に隣接していて便利です。マルセイユ・プロヴァンス空港まで30分足らず。日本との出入りで、パリからTGVで移動するより、乗り継ぎ便を同時にとった方が、時間的にもコスト的にも良さそうです。

 

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ノートルダム・ドゥ・ラ・ギャルド聖堂からの眺望

 

 

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