首都  ダブリン

(データ:2017年5月)

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ダブリン旧市街にて

 

◇トリニティ・カレッジ宿泊

 夏期数か月間解放される学生寮。朝食無し一泊€79

 

 至宝「ケルズの書」を擁するトリニティ・カレッジはこの町最大の観光名所である。この国最古の大学で眠ることに価値を見出すか、学生寮でありながらこの国のシングルルームの相場の2倍に近い料金設定を割高と思うか。

 

 出入りはカードキーで管理されていて、自分の部屋に至るまでに3つの扉を開けて入ることになる。深夜に至るまで出入り自由で、テンプルバーのパブを飲み歩いても、疲れたら10分後には部屋に戻れるロケーションの良さはなかなか。

 

 私のケースは、翌朝ダブリン発のフライトが決まっていて事前にネット予約したもの。「ケルズの書」と共に眠るというイメージもさることながら、シングルルームでは、ほぼこれが最安値という状況であった。他の都市との価格差は異常と思われ、たまたまのことであったのかも知れないが、ダブリンの宿泊事情については確認しておいた方が良さそうです。

 

 

◇クライストチャーチ

 大陸なら教会は大体入場無料だが、ここは6.5ユーロ。しかし、太い柱が林立し、墓石やら宝物やら展示されるクリプトは見応えがあった。

 

 

◇ダブリン空港への移動

 エアコーチもあるが、ダブリンバス(市内の路線バス)なら料金は半分程度。2階に上がって座ると右に左に振らされる乗り心地の悪さも、バス代のおつりが引換券で渡されるのも体験としては面白い。

 

◇首都ダブリン

 

アイルランドの町は主要都市であっても人間サイズの規模と雰囲気で親しみ易い。しかしさすがにここは首都。大体は徒歩で回れる範囲であるものの、他の町とは規模が違う。この国の良さはダブリンでも感じられるものの、「緑の島」アイルランドを訪れたからには、私の感覚からするとすぐに地方の町に移動したい。

 

この町は「へそ」を捉えにくく、まずはリフィ川の南岸、テンプルバーを軸にして、東端のトリニティ・カレッジ、西端のダブリン城、トリニティ・カレッジからセント・スティーブンス・グリーンに向かって南に伸びるグラフトン・ストリートあたりの位置関係を頭に入れたい。

 

 

 

◇バスツアー

 

タラの丘、ニューグレンジ、グレンダーロッホといったこの国の心の故郷といった史跡へのバスツアーが組織されている。

 

ジャイアンツ・コーズウエイとかモハーの断崖といった遠方へのバスツアーもあるのはさすがは首都と思うものの、いくら国土の狭いこの国のこととは言え、十数時間かかる一日バスツアーはどうか。コークの項でも書いたが、地方の都市の魅力を味わうためにも、時間に余裕があるなら近場の都市への移動をお勧めしたい。

 

 

 

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テンプルバーのパブ

 

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