モハーの断崖〜バスツアー(後半)

(データ:2017年5月)

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モハーの断崖

正面に見える建物は最高地点に立つオブライアン塔

崖の下の岩礁は、特長的な形をしていて、

歩くほどに姿が変わるのが面白い

 

 

◇13:00

 バスは、モハーの断崖訪問の拠点、ドゥ−ラン村に到着。1時間の昼食休憩。ツアーの人々は名物パブ、ガス・オコナーズに吸い込まれていく。グループ旅行者たちの中で一人で食事する気づまりを嫌い、与えられた時間を利用して、昼食を抜いて、アラン諸島行きや、モハーの断崖見学クルーズの出る港まで往復する。

 

 その時に感じたことであるが、モハーの断崖的な地形はすでにここで見られ、ここが断崖の起点なのではないか。実際、モハーの断崖まで崖の上を歩く遊歩道が整備されているようだ。

 

 

◇アラン諸島

 数日滞在すれば、生涯忘れることの無い、素晴らしい体験ができるような気がする。帰りの予定を気にしなくて済む長旅であれば、是非行ってみたい。

 モハーの断崖から、手前のイニシア島、その向こうのイニシュマーン島を遠望する。

 

 

◇14:30

モハーの断崖ビジターセンター前の駐車場に到着。見学時間2時間。

 

まずは、近くに見えるオブライアン塔まで行ってみる。歩くのもままならない程の強風。この日午前中雨が降っていたが、午後から止んで助かった。天気が悪い場合、雨具必携。傘は全く役に立たず、 1分もかからず全身ずぶ濡れになっていただろう。

 

 

垂直に切り立つ崖ぎりぎりにつく遊歩道を歩く。本当にぎりぎりで、一歩横に踏みだしたら真っ逆さまという状況。崖というものはこのくらいのものだという感覚が覆されるようなスケールに圧倒される。崖の中ほど、こんな強風の中、白い海鳥が舞っているのも凄まじい感じだ。

 

途中から、1m四方ほどの薄い石板を僅かに重なるようにして垂直に並べ、その内側を“official”な道としているが、多くの人が喚声を上げながら、その外側を歩いている。

 

海と逆側に目を向けると牧地で、馬、牛、羊が草を食んでいる。さえぎるものの無いこの強風の中、この動物たちの日々はどんなものだろうかと思ってしまう。その向こう遠く、町や反対側の海も見える光景も良かった。

 

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モハーの断崖

一歩踏み出せば落ちる訳で、十分な注意が必要

 

 

◇16:30 

 モハーの断崖を後にする

 

 帰途はゴールウェイまで海沿いの道を通る。メインパート終了で寝ている人もいたが、案外この帰路も良かった。左側はずっと海、右側、バレンの石だらけの荒涼とした斜面が延々と這い上がっている。破壊された教会の廃墟がいくつも見られた。

 

 途中Black Head という海に突き出た岬で、最後の短い停車。

 

 

◇18:20

 ゴールウェイ帰着。

 

 

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