モハーの断崖〜バスツアー(前半)

(データ:2017年5月)

◇ゴールウエイ発バスツアー

モハーの断崖方面へのコースは、ゴールウェイ・ツアーとラリー・ツアーズの2社が運行している。料金はいずれも€30。同じエリアを行き、10時出発、17時頃帰着と所要時間もほぼ同じ。ただ、ルートと訪問先が微妙に違うので、i にて、置かれているパンフレットを見比べて決めることになる。ゴールウエイの項に書いたが、ここのi は非常に親切で、丁寧に相談に乗ってくれる。

 

私はゴールウェイ・ツアーを選択したが、ラリー・ツアーズはアーウィーの洞窟に寄る。なお、日本人向けツアーもあるようだが料金数倍で論外。

 

 

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another planet」バレン

 

 

◇10:00

 集合場所は、iの向かいにあるコーチステーション。満席のバス(英語はcoach)は定刻10時に出発。ドライバーが運転しつつ、ガイドを兼ねる。半分も聞きとれないのが残念だが、話は上手く、ユーモアを交えつつ、かなりの情報量を分かり易く伝えている。バスはカレッジストリートを通り、町を抜ける。

 

 

◇11:00

漁村キンヴァラへ。海に臨む古城ダンゴール城訪問。とはいえ停車時間15分では駐車場から入り口まで往復するだけで、撮影タイムのようなもの。

 

 

◇12:00

 コーチは「月世界」バレン地区に入る。地面に石しかないから、入植者は代々、海藻を陸に上げて土を作ってきたとのこと。

 

・ハイライト「巨人のテーブル」(ドルメン)で下車。

多くの見学者が周辺を歩いている。(左写真)

周辺の斜面では石を積み上げて区画を作っている。この積み上げられた石の壁が、周囲の丘を幾筋も上がっていく光景は印象的。緑地で羊や馬や牛の群れが草を食んでいるのもあれば、中断したか、放棄したか、途中で消えてしまっている線も眺められた。

 

・もう一つ、“Glass Church”(Kilfenora) にて下車

 この国、特にこの地域では、破壊されて壁だけが残る教会跡をかなりの頻度で見かける。侵略され続けた歴史を持つ国であり、宗教的にも徹底した破壊を被ったためである。とはいえ、それが12世紀、13世紀のもののとなると、何百年の単位で野ざらしのまま放置されている訳で、そういったこともこの国の特徴の一つなのかもしれない。

 “Glass Church”はドライバー(ガイド氏)がそう呼んだもので、失われた教会の天井が金属とガラスで覆われている。ハイクロス(ケルト十字架)もこの国の重要なシンボルであるが、ここではいくつか立派なものが見られる。(下の写真)

 

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ハイクロス

 

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