雄牛の血
(データ:1988年12月)
霧の海に沈むモノトーン 但しこれは冬の話で、夏場はカラフル http://www.hungarytabi.jp/midokoro/eger.html (ハンガリー政府観光局) に上の写真とほぼ同じ位置から撮った写真が載っています ◇雄牛の血 何故エゲルに来たかであるが、トカイワインと並んで有名なこのハンガリーワインの産地がここエゲルなのである。歩いてもいける距離にその名も「美女の谷」というワインセラー村があるのだが、寒いので近くのbarに入る。「エゲル・ビカバ」の発声で通じました。濃厚な赤ワイン一杯23フォリント(約60円)でありました。 「雄牛の血」は一般的に勧められるとして、もう一方のトカイワインはどうでしょうか。私は TOKAJI ASZU一本買ってブダペストの宿で飲みましたが、聞いていた通りとても甘い。折角来たのだからと地元名物のシェリー酒TIO
PEPEを買って、結局飲みきれず捨ててしまったアンダルシアでの体験を思い出しました。 エゲル城へ ⇒ |
◇アクセス ブタペストからバスで2〜3時間。バスターミナルは、地下鉄で東駅(Keleti)の次のNepstadionで下車すると近い。 ◇冬場は霧の中 ブダペストからハイウェイを1時間も走ったバスは、集落をつなぐ一般道に出ると高度を上げる。進むほどに霧が濃くなってきて視界がきかず、曇った窓ガラスに水滴が流れるのを見ているとなんだか心細い気分になる。 かくして到着したエゲルは霧の中であった。日が射さないためかひどく寒く、がちがち歯の根が合わないのには参った。ブタペストは快晴のぽかぽか陽気であったのですっかり油断してしまった。冬場は防寒対策を。 ◇ハンガリーのクリスマス BPに戻るバスは、3時間以上もかかる各駅停車であった。霧に包まれたまま夜を迎えた集落をつないで走る。乗り降りが激しくしきりに停まる。殆どの民家の窓辺にはクリスマスツリーが飾られ、赤や青の光が点滅している。本当に感心するくらいどこの家にも同じような感じで飾られていて、絵本の中の世界を見ているかのようであった。 |