百塔の町   プラハ(2011)

(データ:2011年3月)

今回プラハは、列車を乗り継ぐだけで通過の予定でした。ところが、その列車が遅れて乗り継ぎに失敗。次の便が出るまでの、突然与えられた1時間余という持ち時間の中で、大急ぎでカレル橋まで往復してきました。

 

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プラハに来たからにはカレル橋

 

◇町の変化

プラハは28年前でも西側からの観光客が大勢入り、街ですれ違う人達から英語やらドイツ語やら聞こえて来て国際的でした。しかし町自体は、たたずまいの埃っぽく煤けた感じはやはり「東欧」のものでした。

それが今や様変わり。バーツラフ広場では商店のディスプレーがお洒落であったり、食べ物を売る店が増えていたりで、消費文化が華やかです。さすがに歴史的建造物に変化はないでしょうが、旧市街に観光客相手の下らない店が目立つのは「西側」以上。本当かどうか知りませんが、ある本には今やヴェネツィアに次いで多くの観光客が訪れる町になった、とありました。

 

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◇アクセス〜鉄道による主な国境越えルート

ドレスデンから

直通のECで2時間15分、1日数往復

各駅停車での国境越えもあり、この場合はチェコ内、Decinでプラハ行きの急行列車に乗り換える。

ドレスデンからDecinあたりまで左側にエルベ川を見ながら走り、町や村の素朴な感じが良い。

 

ニュルンベルクから

直通列車はなく、ローカル線で国境を越えてへプまで2時間ほど、へプからプラハ行きの急行で3時間半。

 

リンツから

 直通列車が1日1往復。5時間。他にチェスケ・ブディェヨヴィチェ乗り換えのローカル便が1日数往復。

 

以上はドイツ・オーストリアの近接都市からのアクセスですが、もっと離れた町からなら夜行列車という選択があり、西方面からでない入り方もありで、楽しみながら計画を立てられると思います。

 

◇アクセス 〜 プラハ本駅から旧市街へ

私は実に28年振りのプラハ訪問であったのですが、この「本駅」という呼称が懐かしかったですね。西側でいう「中央駅」は東側では「本駅」と言われていました。いずれにしても首都級の町は大きな駅が複数あり、自分が乗る列車が発着する駅名を確認することは基本動作です。名前は変わらずともプラハ本駅は様変わり。以前は広くて立派ながら、がらんとして暗い感じでした。

 

さて、今回知ったことは中央駅から旧市街まで歩いて行けること。28年前、駅で座り込んでしたバックパッカーのひとりにメトロで行けと教わり、地図を持っていなかったため、そのままそういうものかと思ってしまったのでした。

駅を背にして左の方向に歩いて行くと、5分ほどでバーツラフ広場の上端に出ます。バーツラフ広場というのは、実際には幅の広い、緩やかに傾斜した大通りで、上端に国立博物感が大きく構えているのですぐに分かります。そのままバーツラフ広場を下り、下端の先が旧市街。道が迷路状となりますが、バーツラフ広場を下ってきた方向を変えないように歩けば旧市街広場にでます。駅からここまで20分ほどです。

カレル橋へは今来た方向から90度左折するように歩きます。旧市街広場から迷わなければ5分程度です。

 

 

← 旧市街広場の時計塔

  (旧)プラハに28年前の同じ場所の写真を載せていますが、

   さすがに歴史建造物に変化はないですね。

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