世界一高い大聖堂 ウルム

(データ:2011年4月)

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壁面の装飾が見事な市庁舎

何となく極彩色の入れ墨を連想してしまいましたけれども

 

 

◇外部サイト http://www.ulm.de/(ウルム・オフィシャルサイト)

◇アクセス

幹線ではミュンヘンーシュトゥットガルト間。ミュンヘンから30分。シュトゥットガルトから1時間。他にあちこちから鉄道が通じていて、立ち寄り易い町である。

 

◇世界一高い大聖堂(161.5m)

「世界一」の塔はどれだけ高いものか、一度は見ておく価値はあるかも知れません。しかし例えばサンチャゴ・コンポステーラの大聖堂には、何メートルということに関係なく圧倒される訳で、この「世界一」は一回見上げて、はい終了という感じでした。

私と似た意見の人がいて、「ウルムの大聖堂は有名だ。八角の塔が百六十メートルあまりあって、ヨーロッパで一番高い。だがこれは十九世紀末の建築技術と大ドイツ帝国の世界一好きが実現したまでであって、つまらない巨大さだ。建物が一定以上の巨大さを超えると人を重苦しく威圧する。せっかくの大聖堂が無意味な石の山に思えて聖なる感じを与えない」(『ドイツ町から町へ』池内紀)とのことです。

 

◇旧市街

駅から大聖堂のある広場まで10分足らず。広場のドナウ川側が旧市街となるが大して見るべきものは無い。ただ、ここもドナウ川に臨む町である。川沿いを散歩する人たちに生活のゆとりを感じる。近くには「傾いた家」のある美観地区もある。

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