旅のスタイルと予算(2011)

 

イタリアやフランスに比べてドイツの旅行者物価がはっきり安い、というのは私にとってかなり意外な事実でした

何度かドイツに行っていた80年代、ヨーロッパの旅行者物価が北は高く、南は安いということは常識であったからです

久々の訪問となって自分の認識が間違っているということを知った訳で、やはり何でも行ってみないと分かりませんね

 

今回実際にかかった費用を、同じような形式で記録が残っている2004年のイタリアと比較してみます。

交通費は、移動距離が全然違うので単純な比較がしにくいところがあります。イタリアやフランスでは毎日100札一枚が消えていく感じですが、今回のドイツ行きでは、鉄道パスをあらかじめ購入していたこともあって、100札一枚が2日間滞在してくれるのが有難かったですね。

(単位:ユーロ)

項目

スタイル

今回実績

1日当たり予算

イタリアとの比較

 

宿泊費

 

 

食費

 

 

交通費

 

観光費など

 

 

主にペンションのシングルルーム、朝食付き

バス・トイレの有無は半々ぐらい

 

立ち食いスタンドや総菜類購入

レストランやカフェで着席しての食事

 

ジャーマンレイルパス購入

 

入場料、電話代、ビール代など

 

24〜45

 

 

2〜5

7〜16

 

合計208

 

2〜14

 

35

 

 

12

(今回の1日平均)

 

30

 

 

−5

 

 

−18

 

 

+20

 

合計

 

79〜100

85

−3

 

[旅行者物価2011]

◎宿泊費   30ユーロ台のペンションがどの町でも見つかると見た(⇒「宿泊について」へ)

◎食事関係

 レストラン   例 シュニッツエル(13.3)+ビール(2.5)   シュバイネブラ―テン(9.8)+ビール(2.7

例によって食堂クラスの店ではありますが、一応レストランと言えそうな場所で食事をしたのがこの2例。南欧の、プリモ、セコンドといったコース料理の注文の仕方に比べると、一品とビールで済む分10ユーロの出来上がりとなる。

 カフェ    ビール(0.5 ℓ) 3ユーロ前後(町の中心の広場のカフェだと4ユーロ近い)      ヴルストなどの軽食 数ユーロ程度

 スタンド   ヴルスト 2ユーロ  カリー・ヴルスト 3ユーロ

 食料品店   ワイン 3〜5  ミネラルウォ―ター 0.20.5  ハム 1〜 魚の缶詰 1.5〜    一般食料品物価もリーズナブルな印象

 

◎鉄道チケット

 フランクフルト⇒ハ―メルンが、約400km、4時間ほどの移動であるが、駅の券売機で値段を調べてみると84ユーロとかなりの値段である。ドイツは国土が広いから一回りする積りならジャーマンレイルパスを買ってしまった方がよいと思う。最短が3日で約2万円、最長が10日で4万円弱。好きな日を選んで使うフレキシ―タイプだから、大体のルートを考えて旅行日数より少なめの日数を選ぶ。1日あたりの追加料金が3千円程度なので、ルートがはっきりしないなら長めに買っておいた方がよいと思います。今回私は20%オフキャンペーン期間に該当、ささやかな節約をさせて頂きました。

 

 

(参考までに今回の私の全費用です)      (千円)

  航空券代(KE 福岡FRA往復)   105   航空券代 70  税金・燃料サーチャージ 35

  ジャーマンレイルパス          22   6日用(20%OFF)

    現地費用  ドイツ7日間      49   詳細は上記

         チェコ3日間      28   鉄道チケットを含む

  雑費                  17   国内移動費、土産代、損害保険料など

                合計   221   12日間22万円は、ひとり旅としてはまずまず優秀なのではないでしょうか

 

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