旧市街と新市街 リーガ

(データ:2019年5月)

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リーガ旧市街 猫の家

とんがり屋根の上に注目

 

◇リーガ新市街

 

 リーガ観光のもう一つの目玉は、新市街のユーゲントシュティール様式の建物群。

 

 壁面に人体や動物などの彫刻を貼り付ける過剰装飾。代表的な建物が集積するアルベルタ通りはさすがに見応えがあるが、私が驚いたのは、そういった「中心地」だけでなく、新市街一帯、なにかしら主張する建物で埋まっていること。俺のところもと一種ブームになったのだろう。

 

 何しろ過剰装飾であるから、「見て見て」とそれぞれの建物が叫んでいるかのよう。巨大な人面を貼り付けた建物など分かり易いが、歩いているうちに何となく感じが分かってきて、特定の地域のものだけでは無いことを知るに至る。

 

 これは特にどの地域がということもないのだが、私には古聖ゲルトル―ド教会周辺が印象に残る。教会は、古めかしい名とゴシック教会らしい縦の線が好印象。近くに旧KGB本部「角の家」(⇒「バルト3国について」)もある。

 

 なお、観光名所となっているアルベルタ通りは、地図を見ると何回か大通りを渡る面倒臭さを感じるが、行ってみると案外すぐにたどり着きます。

アルベルタ通りの建物の中庭⇒

内側は生活空間で、散歩帰りの白いイヌが戸口を通過中

この様式は過剰装飾だけでなく、曲線の多用も特徴

 

 

◇ホステル TREE HOUSE

リーヴ広場にあり、どこに行くにも便利。一泊€10.

館内禁酒禁煙。

 

 

◇アクセス

 

 首都であるから、鉄道、バスのみならず、空路、航路と色々。鉄道駅とバスターミナルはいずれも旧市街のすぐ南側にあり、アクセスは非常にスムーズ。

 

地下道をくぐると旧市街で、先に現れる大型商業施設の手前を左に折れて進むと、聖ヨハネ教会、聖ペエロ教会と順にたどって、ブラックヘッドの会館が建つ市庁舎前広場に至る。もう少し北に進むとリーガ大聖堂の立つドゥアマ広場。この二つの広場を結ぶ一帯は、町歩きをしていると何度も行き来することになる。 i はブラックヘッドの会館の横にある。

 

 

 

◇リーガ旧市街

 

「3人兄弟」など、エピソードのある建物が散在して興味深いが、「歩き方」が上手に紹介しているので、ここでは省略。なお、「3人兄弟」はエストニアのタリンにも同じニックネームのついた建物がある。

 

←左の写真は、リーヴ広場に立つ猫の家

 

 私の場合、旧市街歩きのハイライトは大聖堂のオルガンコンサートであった。知らずして入って入場料€10と言われ、教会にしちゃ高いなあと思ったのが、偶然オルガンコンサートの始まる12時直前なのであった。

 団体観光客が続々と入ってきて、20分のミニコンサートが始まる。メロディアスな曲があったり、ドラマティックな曲があったり、予想に反して多彩で楽しい演奏であった。演奏の様子が堂内のプロジェクターに映し出され、補助者の目まぐるしい動きが珍しい身ものであった。

 

 

 

ELEMENTAL CELLO

 

 市庁舎前広場のローランドの像の下で、演奏していたのがELEMENTAL CELLO。順に音を重ねていく一人演奏が素晴らしく、足を止めて聴き入ってしまった。(CDまで買ってしまった)

https://www.youtube.com/watch?v=Fv5pLFVOQic&list=RDFv5pLFVOQic&start_radio=1#t=21

 

 

 

 

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