(データ:1991年1月)
◇きれいな町だけど フランス国境に近いということが、旅行者にとってのこの町の性格を決めてしまったのでは、と思う。フランスを旅行していたら、ちょっと国境をこえてスペインを体験するのに手頃な町である。しかし、この町の洗練されたきれいさは、スペイン旅行者にとっては物足りなさを感じてしまうだろう。 いくらフランス風といってもスペインの町であるからには、いたるところbarがある。私はbarのハシゴをしておりました。ここのやり方は皿をもらって、好きなtapasをとるというもの。飲み物も含め一品100pts(130円位)と思っていたら勘定が合うようでした。 |
◇やっぱり大西洋 駅を出て、右に川沿いに歩き、河口の橋を渡ると旧市街にはいる。サンセバスチャンはコンチャ湾という作ったような美形の入り江の奥にあるのだが、この川は入り江の外側。で、大西洋の波が逆流してきて、タイミングによって川の水流とぶつかって、高い波しぶきを上げる。通行人が水をかぶって大きな声をあげる様子を見ているのもおかし(枕草子の“おかし”ですね)いが、川面を覗き込むと落ちたら助からんなと思わせる迫力がありました。 尚、サンセバスチャンといえばバスク、バスクといえばETAですが、その気配は皆無でした。 |