(データ:1984年2月)
YH前から見たブリエンツ湖 YHは湖のまったくの東端 食堂の大きな窓から湖を見つつ朝食をとった ◇眺望ルート ブリエンツ−ルツェルン間は眺望堪能ルート。中でも印象的だったのが、ブリエンツ側からの上り.駅を出た列車はYHの横を通り、湖の続きの水路に沿って進む。10分ほどで停車。しばらく動かないので、どうするのかなと思っていたところ、スイッチバックして北側の斜面を登りだした。たちまちのうちに水路やその先のブリエンツ湖が眼下に。日本の鉄道の感覚からすると信じ難いような登り方をやってのけた。 |
◇アクセス 2つの湖に挟まれるインターラーケンの東側の湖がブリエンツ湖。このブリエンツ湖の東端にある町がブリエンツである。インターラーケンから列車で20分。 実はインターラーケンからルツェルン行きに乗ったのが夕方で、この間の車窓風景がとてもよいと聞いていたのだが、このままでは肝心なところで日が暮れてしまう。で、調整のためにブリエンツで下車したのでありました。ツーリストで賑わうインターラーケンと対称的にブリエンツはひっそりと静まり返っていて、なかなか印象的な旅になりました。 ◇ブリエンツのYH 駅から湖沿いに歩いて15分ほど。線路が湖に沿って走っていて、線路と湖岸との間の細い遊歩道を行く。一本道。 YHに着いたときはかなり暗くなっていて、しかもYHはあたりの静けさに沈んで人の気配がない。これはと思ったが、幸いにもドアを押すと開き、冬季閉鎖中ということではなかった。 出てきたのはアメリカ人のお兄さん。日本のYHでいう「ヘルパー」であった。この山小屋風のYHに宿泊客は私ひとり。このお兄さんと語らいつつ静かな夜を過したのでありました。 |