(データ:1995年12月)
◇アクセス
リスボンーポルト間の幹線上にあり行き易い。町の中心は鉄道駅から一本道を進むこと20分。
水郷の町ではあるが、「ポルトガルのベニス」とはさすがに言い過ぎ。中心部の運河辺り、家々が色とりどり、ポップな色調で、明るい空気が好印象。
◇魚料理と白ワイン
感じの良い町であるが、土地が平らで単調な感じ。しかし漁業の町である。美術館ぐらいしか訪れるべき観光スポットがあるわけでも無いこの町には魚を食べに来るというのはどうだろう。
私が入ったのは、魚市場の前に立つ
O Telheiro。 ガイドブックに出ている店であるが、日本で言うなら割烹着姿のオバサン達が立ち働くような気楽な店で、客の回転も良い。スズキの網焼きをメインとするコース一通りと白ワイン一本とで2,000esc(1400円)であった。
◇駅前旅館
次の日早立ちの事情もあって、駅前の安宿に飛び込んだ。シングル1700esc(1200円)。窓を開ければヨーロッパ!である。奇妙な器具で音楽を流し歩く大道芸人もどきやら断続的に起こる怒鳴り声やら町の音がもろに飛び込んでくる。右の写真は窓から身を乗り出して、アヴェイロ駅のアズレージョに彩られる駅舎を撮ったもの。