森と湖と古城
（データ：1982年8月）
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フレデリクスボー城 城の中はたくさん部屋があって、見る人が見れば見応えがあるはずです。私は次第に飽きてしまって、湖越しに城を眺める景色のいい場所に腰を下ろして絵葉書やら旅日記やら書いていました。（上の写真。見ていると城にかかる枝を払いのけたくなりますが、しばらく時間を過ごした眺めをそのまま記録しておきたかったものと思われます。） |
◇アクセス コペンハーゲンから近郊線に乗って４０分。 終点Hillelod下車、徒歩１５分。北欧のアルファベットは英語と少し違っていて、このOは真ん中に斜め線の入るOである。何と読んでいいか分からないから、行き先は紙に書いて駅員に尋ねていた。 ◇「ヨーロッパの古城」 という写真のきれいなガイド本があったとしたら必ず載っているような、ある種典型的な光景がそこにある。ただ、私は要塞として機能するような城らしい城や、つわもの共が夢の後の城跡などは好きなのであるが、こういう王侯貴族の館のような城はもう一つぴんと来ない。典型的なのは、フランスはロワール河流域の古城めぐりで、あれは真っ平御免。 何となく北欧はこのパターンの城が多いような印象があるがどうだろう。森と湖の北欧なればこその光景が見られるかもしれない。アクセスのいいフレデリスクボー城で自分の好みを確認してみるというのはどうであろうか。 |
