(データ:2004年4月)
エルベ広場 写真で切り取るとその魅力が伝わりにくいが、 中央に立つと360度中世の世界である 現代でも市が立ち、活気がある ◇ウェッブカメラ 今回、試みとして、ウェッブカメラに自分の姿を写すということをやってみた。クレモナ、ヴェローナ、ペルージャと三つトライして、うち二つ成功。留守宅と結んで結構盛り上がるのでお試しあれ。 (やり方) 1.出発前にカメラを選定する。 訪れる価値のある場所であること 自分が写ることが出来ること リアルタイムに近く、画面が更新されること 2.画面のコピーをとっておく(ここが大事) 3.現地で、コピーをみながらカメラを見つけ、自分が写る場所と時間を決める 4.留守宅や友人に連絡し決行。 ◇その他あれこれ エルベ広場の近くにシニョーリア広場がある。少しだけえらそーではあるが、この広場もかなり見ごたえがある。 サンタアナスターシア教会の裏手、アディジェ川に出ると、案外立派な川で緑の景観よし。ドイツあたりの都市のようだ。 同じくアディジェ川にかかるスカリジェロ橋の凝った構造は必見。 |
◇アクセス 鉄道はミラノ−ヴェネツイア線上に位置し便利。また、ミュンヘンやインスブルックからイタリア入りする場合、まずこの町に着くことになる。 駅前に立つと、大都市と見まごうような広いバスターミナルがある。車の行きかう広い道路の向うに町はあり、この道の横断が面倒だが、ヌオーヴァ門をくぐり真っ直ぐいけば、円形闘技場を構えるブラ広場に至る。 日本での知名度はそう高く無いと思われるが、欧米には良く知られている町のようで、大勢の観光客で賑わい、各国語飛び交っていた。 ◇エルベ広場 ヴェローナといえば、ロミオとジュリエットの、という冠詞がつく町で、あほらしくて今まで敬遠していた。ところが今回行ってみると案外いい町である。見所の多い町であるが、とりわけ中世の館に囲まれたエルベ広場がいい。細い楕円の四隅を尖らせたような個性的な形をした広場で、中央には、等間隔に4つのモニュメントが立つ。その一つさらし台に腰掛けていると、中世の世界に迷い込んだような気がしてきて、大勢の観光客も気にならない。 ちょっと面白いことに気がついた。このエリアには、エルベ広場を持つ町が他にもある。エルベというのは、草とか野菜とかいう意味なのだそうだが、中世期に野菜の市が立ったことからつけられた名前のようだ。私が実際に訪れたのは、こことマントバだけなのだが、どちらも庶民的な猥雑さが感じられた。これに対して、シニョーリア広場とかコムーネ広場というのは重厚、正統派で、いってみればえらそーなのだ。このエルベ広場を囲む建物も壁面に彩色画が描かれているなど、貴族の館であり、庶民というのとはちょっと違うが、それでも“権力”の空気は無い。 このバルコニーにジュリエットは立っていたそうな |