ミラノ

(データ : 2004年4月)

ミラノのドウオモ

ケルンの聖堂共々ゴシック建築の極致にあると思う

私はシャンデリアケーキを連想した

 

◇ミラノという町

ファッションやショッピングに興味の無い私にとってミラノはただの都会である。同じ都会であってもパリやアムステルダムのような強烈な個性をミラノは持っていない。ドウオモの威容は一見の価値があるが、一点で勝負しているところは、「絢爛豪華な大広間」グランプラスを擁するブリュッセルの様なものだ。

もう一つ、この町には最後の晩餐があった。勿論こちらも一見の価値がある。かつて私が見たときは、行けば見せてくれたが、今は見るのに予約が必要のようだ。予約無しで気ままに動くのが習い性になっているので、これはちょっとつらい。

◇ゲートウェイ

日本から空路でイタリアする場合、ローマでなければ、ミラノマルペンサ空港に夕刻到着する。市内への交通はマルペンサエクスプレスが一般的だが、カドルナ駅止まりなので、中央駅に向かうつもりならばバス便を勧める。安いし、結局は早い。

ゲートウェイとしてのミラノの問題点は、見本市開催期間中であると宿を非常にとりにくいこと。ローマ着の場合はとりあえずテルミニ駅に行って周辺の安宿を当たればまず何とかなる。しかし、ミラノはホテルの数は多くてもまとまった安宿街がないのだ。(中央駅周辺は三ツ星以上で、恐らくどこも満室)

2004年の私のケースでは、かなりの数の宿にメールを打ったが全敗。複数の代理店にオファーを流していたうちの一つがひっかかってくれた。平常期の値段の3倍位のコストについたが、時差ぼけのふらふら状態で夜の街を延々さまようのは避けたかった。

 

◇宿のこと

見本市期間中のことは上に書いたが、そうでなくても全般に高い。かつて私は、南イタリアから上がってきてミラノのホテル代の高さに驚かされたことがある。もちろんどの宿も値引きをもちだすが、それでもそれまで泊まってきた値段の倍以上する。何軒目かのホテルでバス無しシングル2万リラ(3千円)で合意に至った後、オジサンにこれは朝食は含まれているのかときいたら、“You don’t live on the reality.”と言われてしまった。これは20年前の話。私は学生であった。

 

◇ショーペロ(ストライキ)

ご存知イタリア旅行のガンである。ミラノに限られたことではないが、一度ミラノに閉じこめられて困ったたことがある。鉄道も駄目ならバスも動かずどうしようもなかった。頻度も規模もあなどれない。要注意。

 

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