モデナ

(データ:2002年4月)

◇エミリア街道、パルマの次

エミリア街道については、パルマをご参照ください。小奇麗な感じはパルマと似ています。パルマが生ハム、パルメザンチーズで知られるのに対し、モデナにバルサミコ酢があるところも似ています。次のボローニャが食通の町となると、グルメ街道の趣も…

いずれにしても私の性には合わず、ここでも写真は撮らず。で、下はイタリア鉄道旅行術その2

駅に貼られた時刻表。時刻表を持って旅行する習慣は欧米人には無いようで都度都度駅で調べる。出発が黄色、到着が白は各国共通。

右の黄色の機械は切符の刻印機。ヨーロッパの駅には改札が無く、車掌による検札でチェックする。切符を持っていたとしても刻印していなければアウト。

◇アクセス

パルマとボローニャの中間。どちらも鉄道で30分。幹線であり至便。ほかにマントバ経由ベローナと結ぶルートもあり、使える。

チェントロは駅から15分ほど。広いばかりで趣の無いビットリオ・エマニュエルU大通りを進むと、チェントロの手前でこれまたばかでかいだけの宮殿建物に突き当たる。この宮殿の外周に沿って迂回するという変ったアプローチであった。

チェントロ一帯は、美観地区といった趣。なんとこれで世界遺産である。私の目には凡庸に映ったが、印象というのはその時の気分に負うところ大であるから、再訪すれば言うことも変るかもしれない。

 

◇モデナの宿

安宿が数軒。2、3あたってみたところ、うちは満室だが君の条件に合うところがある、と電話をかけて部屋を押さえてくれたのがHOTEL CENTRALE。「歩き方」の最新刊にも紹介されている。ロケーションもフロントのフレンドリーな感じも良い。一泊バスなし29ユーロ。

南欧の宿で時々出くわすのだが、自分の部屋にたどり着くまでに通路を何度も曲がり、小さな階段を上ったり下りたり。この宿もそんなところだった。たどり着いた部屋はドアを開けると暗くて、一瞬窓なしかと思ったが、窓を開け放つと外の陽光がぱあっと入ってくる。屋根の向こうにクーポラが見える、いつもの大好きなヨーロッパの宿であった。

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