柱廊の町  ボローニャ

(データ : 2004年4月 )

手前が柱廊(ポルティコ)

奥は斜塔

(斜塔はピサだけではない!)

 

◇アクセス

主要鉄道路線上にあり、大変便利。イタリア国内を周遊していれば、自然と通過している位置にある。駅から町の中心マジョーレ広場へのアクセスも大通りをまっすぐに行けばつきあたりで、とても分かり易い。

 

◇柱廊(ポルティコ)

ボローニャというと、スパゲティボロネ−ゼの連想からか、何となくその名を聞いただけで胃がもたれるような気がする。ちょっと町のサイズが大きすぎるし、その気になればいつでも行けるという感じもあり、列車の乗り換えで降りたことは過去にあれど、町に出たのは今回初めて。ウワサに聞いていたポルティコは全ての通りに途切れることなく、町中埋め尽くす重厚感がすごい。意匠や色合いは建物ごとに微妙に異なっているのだが、全体としては赤茶色をしていて、何だかやっぱりボロネーゼソースの中を歩かされているようでした。

 

◇ボローニャ駅

草創期「歩き方」の困ったら駅に行けのアドバイスは、前に書いたように(「こんな人に」ご参照)必ずしも全ての場合に当てはまるものでもなかったのですが、ボローニャ駅を見て、筆者の頭の中にあったのはこれだなと思いました。床屋やシャワー室など設備が充実しているのですが、駅舎全体がちょっと古ぼけた感じで、’80年代を連想させ、タイムスリップ感がありました。尚、この駅の男性小便器の位置の高さは特筆モノ。イタリア人男性は概して背はそう高くないので、眺めるだに納得がいかないものがありました。

 

前に戻る   トップページに戻る