Locorotondo ロコロトンド
(データ:2015年6月)
町の名を直訳すると、「円い場所」 その名の通りロコロトンドは円形の丘上都市である @夾雑物の殆ど無い旧市街のたたずまい A丘の上からマルティナフランカ、チステルニーノ遠望 B町の外から「円い町」を見上げる体験 いずれも満足しました。 ◇旧市街 周辺の町と同様、ここも丘の上に立つ白い町。しかし、隣町アルベロベッロとは真逆で、観光化された感じが無い。迷路状の路地は民家の手入れが行き届き、歩いていて気持ちがいい。(看板や土産物屋のようなノイズが殆ど無いので、路地の区別や方向がなかなかつかず、迷い歩く楽しみもあります) 小路にテーブルを2、3並べるリストランテがいくつかあります。白ワインと一緒に出された、パンの上にトマト、玉ネギ、ピーマンの微塵切りを乗せてオリーブオイルをかけたものが、異常に美味しく、注文したものはもういいからそれだけ食べ続けていたかった。(Taverna Del Ducaにて。 ワイン込み一通り25ユーロ) なお、旧市街下のMaddnna Della Grecaというロマネスク教会も雰囲気があります。 ◇展望公園Villa Vittorioからの眺め 下の項で歩く方向を見晴らします。トゥッルリの点在する農村風景。左手の遠くに白く盛り上がる町がマルティナフランカ。さらにその左手に同様の町が見え、おじいさんがあれはチステルニーノだよと教えてくれました。ロコロトンドも同じであるが、丘の頂上が等しく白い町になっているのが面白い。 また、この公園は落陽が素晴らしい。老若男女、地元の人たちが連れ立ち、談笑する中、連日見事な夕日が沈んでいきました。 ◇町の外から「円い町」を見上げる 駅から町に向かう時に横切る車通りの多いマルティナフランカ通りを、マルティナフランカ方面に進む。町を左手に見上げるように進むと、右側線路の方へ下りていく分かれ道があるので、そちらへ。周辺はオリーブ畑やブドウ畑で、トゥッルリがあちこちに立つ。線路を超して、線路沿いに歩くと、観光絵葉書にある光景を目の当たりにします。先の踏切を越し、農地の間を戻り、マルティナフランコ通りから石段の道を上がっていくと、Villa Garibaldiに出ます。 奇観とも言える光景なのでお勧め。歩く距離も大したことはありません。 |
◇アクセス(鉄道) Bariからの私鉄SUD‐EST線で、アルベルベッロとマルティナフランカの間にある。どちらからでも10分程度。 ◇アクセス(旧市街へ) 分かってしまえば地図など要らないくらいの小さな町なのだけど、把握するまではちょっと分かりにくいところがある。とにかく
i (この町ではPRO‐LOCOと呼ばれる)にたどり着いて地図を入手しよう。 駅を出たら線路沿いに右へ。やがて線路から離れて左にカーブする。広いAldo Moro広場に来たら、逆側の辺になる9月20日通り(Corso XX Settembre)を右へと上がっていく。右に木立の公園(Villa
Garibaldi)が現れた先、左手に旧市街の入り口となるVittorio Emanuele U広場。角にPRO-LOCOがある。(駅から10分) 以上は分かったから書けることで、地図を入手するまでは大変です。私はAldo Moro広場の先を直進し、人に道を聞き聞き逆側から旧市街に上がり、迷路の中、同じところをぐるぐる歩いていました。 なお昼過ぎに到着するとPRO-LOCOは閉まっていて、15時まで待ちました。 ◇宿の紹介 PRO-LOCOで安い宿ならと教えられたのが、HOTEL AL CASALE。 シングル一泊50ユーロというのを、2泊90ユーロ(朝食付き)で決着。建物は立派ながら、何となく時流から取り残されたようなうら寂し気な感じのする宿。場所等はこの宿らしい、やる気の無いHPを見てみて下さい。www.hotelalcasale.it この宿のメリット ・ホテル検索サイトを見る限り、安いことは安い ・駅から近く便利。旧市街もそう遠くない ・バルコニー付の部屋はまずまず。(トゥッルリが見える。まあこの地域、周りはトゥッルリだらけなのであるが) ・目の前に郵便局、すぐ近くに、21時まで開いている食料品店、Polleria(鶏のローストを売る店)があり、便利。 (Polleriaは、後で買いに来ると言うと、「取っておきましょうか」と言われる。成程、焼き上がりの時間に取りに行くと、大勢のお客さんが列をなす人気店なのでした) ◇外部サイト http://www.amoitalia.com/locorotondo/ 一番上の写真、この町の丸い特殊な景観が良く分かる http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52402070.html 駅からスタートして、写真豊富 |