Gaeta ガエタ

(データ:2015年6月)

◇海辺の町

ガエタという何となく古代を感じさせる響きが気に入ったのと、ごちゃごちゃしたローマに直行するより、港のある町で、安くて旨い魚介料理でも食べてのんびり過ごしたいと考えて寄り道。

この町は、「歩き方」その他一般のガイドブックに載っていないようです。私は、「旅名人」ブックス的な本でこの町が紹介されているのを見て、興味を持ちました。該当ページのコピーを持参したのですが、その地図が古かったようで、今では存在しない“ガエタ駅”に随分混乱させられました。

 

 

◇見所の多い町

 ガエタは、ティレニア海に突き出した半島を占める。歴史的にも地理的にも特徴のある町で、見どころも多い。旧市街に行くだけなら、右のバスを終点まで乗っていけば良いが、あちこち見て回るなら、先にか宿泊先で地図を入手した方が良いと思います。

 

 半島の先端はオルランド山という標高171mの小山になっていて、そこからカナヅチのように右左に小さな岬がつき出している。

 

東側の岬・・・旧市街になっている。狭い範囲に、港、カステッロ、教会などがある。急坂に息が切れる。

 

地図を入手し損ねた私が行ったのはここのみで、以下は本に書かれていたこと。互いに歩けない距離ではないが、すぐ近くという訳でもないので、やはり地図を見てからの方が無難。

 

西側の岬・・・11世紀に建てられた教会と、洞窟がある。

 

オルランド山・・・山頂に古代ローマ期の霊廟がある。霊廟前からのパノラマは圧巻とのこと。

 

付け根の部分・・・新市街が広がる。古い地図では、東側旧市街寄りに、があることになっている。旧市街まで1km強。西側は幅200m、長さ1.5kmに亘る砂浜(ローマっ子に人気の海水浴場らしい)。

 

◇アクセス

1)ガエタは、ローマ‐ナポリ間の幹線上、どちらからでも1時間半ぐらいのところにある。

 

2)FORMIAGAETA駅で下車。COOKでは、短くFORMIAと表示されている。

 

3)ガエタは、フォルミアから6km離れており、バスに乗り換える(1.1ユーロ)。行きも帰りも、待っていたら割とすぐに来た。

 

4)フォルミアへの戻り、バスは港に面した何かの施設に入って停まり、ドライバーが“Aspetta!(ここで待て)と叫んで降りてしまう。しばらくすると、NAVETTOと書かれた小さなバスが来て、坂道を上がって駅へ。

 行きが、この逆の順となるかどうかは不明。(当初、下りた駅がガエタだと信じきっていて、幻の旧市街を目指して街道を1、2km歩き、事情が分かって、途中のバス停から乗車したので)

 

 

◇リストランテで昼食を

 旧市街の港に行くと、海底の石がくっきり見えるほど海水が透き通っていて、小さい魚がたくさん泳いでいるのが見える。この町に来たからには、魚介料理相手によく冷えた白ワインを飲みたい。

 

というわけで、適当なリストランテを見つけるや、路上のテーブルを占める。プリモで選んだリングイーネのボンゴレに、こんなに旨いボンゴレを食べたことないと感動。 セコンドの小ダコのトマトソース煮、白ワイン、カフェで28ユーロ。若干奮発した格好であったが、これが目的だったので満足度も高かった。

 

 

◇外部サイト

http://www.ken-tmr.com/roma-sketch-kiko/roma-sketch-tabi5/roma-sketch-tabi5.html

 

 

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