王 冠  モンテ・リッジョーニ

(データ:2006年4月)

丘の上の冠

 

◇最小の城壁都市

シエナ県最小か、それともヨーロッパ最小か分からないが、とに角驚くほど小さい。上の写真の坂道を上り詰めると城門があって、これをくぐって続く道を行けば方形の広場がある。その広場の先はもう反対側の城門。上空から見れば城壁が作る円形の直径を歩いたことになる。城門からもうひとつの城門まで歩数を計ってみたところ、丁度200歩でありました。(つまり直径僅か200m?!)

 

◇あれこれ

方形の広場に面して、星の多い高そうなホテルが一軒、レストランもある。ほかにバールや土産物屋がいくつか。もこの広場にある。

アトラクション。円形の城壁には2箇所上がれる場所があり、村の広場や周囲の農地の眺めが良い(入場料1.5ユーロ)。また城壁の外側、黄や紫の小さな花がいっぱい咲いている中に踏み跡があり、城壁沿いに半周できる。つまり、することといえばこの程度のことしかなく、後は広場にいくつかあるベンチのひとつに腰掛てぼうっとしていたのでありました。

 

◇アクセス

シエナーコッレ・ヴァル・デルサ間にある。どちらからでもプルマンで10〜20分程。シエナーコッレ間の本数は多いが、高速道路経由の直行便もあるのでモンテリッジョーニでの停車を確認する必要がある。シエナからはグラムシ広場のバスターミナルから。

 

 

◇アクセス(その2)

コッレから行った場合、バス停のすぐ先のT字路を右折すると左手の丘の上に「王冠」現れすぐわかる。少し歩いた先、ブドウ畑の中を上がっていく石ころ道が入り口になる(左写真)。因みに最も王冠らしくみえる撮影ポイントはこれを上がらずにもう少し先に行った所にある。

 

 

バス停から上がって来た方の城門

敷石のステップのつけ方が通常の逆で面白い

(下る時にクツがうまくかかって転びにくい感じ)

門を出れば未舗装の砂利道である

 

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