◇◇まずは何で持っていくか◇◇
@これは当然ザックであって、他に考えられない
・上体で荷物を支えるので長い距離を歩くことが出来るし、両手が空いているので、動作がスムーズである。
・ハイキングなどに使う円筒形のアタックザックを推奨。欧米人バックパッカーはフレームザックが多いが、あれは雑踏の中で人にぶつかりそう。持ったことが無いから良く分からないが、あれは多分テントやマットなど持ち歩くのに都合がいいのだろう。
A容量はスタイル次第
・食器類まで持とうと思ったら大きくなるし、逆にデイパック程度のサイズにまとめることも出来る。
・大きいザックといえば、私自身は60ℓだか70ℓだかのザックで行っていた時期もありました。このサイズだと担いだ時、ザックの上部は肩や頭の高さを超える。これが欧米人バックパッカーのスタイルで、つまらぬ話しではあるが、その真似が出来て密かに満足しておりました。まあ少なくとも、このサイズであればパッキングに苦労することは無い。
・デイパックで行く場合、所持品を絞らなければいけないデメリットがあるが、移動時の身軽さは快感。サブザックを持つことが無く、町歩きのときにザックを預ける必要が無いのも便利。一番かさばるのは冬場のシュラフであるが、皆が良くやるようにザックの下にくくりつければ解決。
B一番大事なのは重さ
・パッキングしてみて荷物が一つにまとまらないのは良くないと思う。荷物は原則として一つであるべきで、この場合は携行品を絞るかザックを替えるかした方がいい。
・容量よりもチェックするべきは重さ。その人の体力にもよるが、10kgまではいいとして、20kgに近づくと問題あり。力自慢が持ち上げて軽いじゃないかと言う類の話ではなく、これを背負って毎日数キロ歩くとなるとやはり軽いに越したことは無いのだ。
我が初代ザック これは30ℓだったろうか
初の訪欧では、欧米人バックパッカー(女の子であっても)の持つ荷物の大きさに驚かされました
◇◇何を持っていくか◇◇
以下は、ここ数年の私のパターンを紹介します
(ザックはデイパック〜30ℓ、重量は12kg前後)
@生活必需品
・衣類(着ていくもの) 上:Tシャツ+長袖シャツ+ダウンジャケット 下: 下着+ジーンズ、靴下、トレッキングシューズ
これは季節によって変る。 また、暑くて脱いだものは荷物になってしまうので、小さなザックでいく場合常に悩まされる。
・衣類(持っていくもの)
Tシャツ、長袖シャツ、下着、靴下の替え各1 ・・・・旅人格言『脱いだら洗え』 宿に着いたらすぐ洗面台で洗濯。シャワーを浴びるときもTシャツを使えば、体ともどもきれいになる。ヨーロッパは乾燥しているので渇きが速い。予備は一つで十分。
ジャージ(下1)・・・以前は3ヶ月の長旅でも昼夜一本のジーンズをはき通したが、年齢のせいか寝るときはこの方が楽
・洗面用具 (石鹸はYHに泊まる場合以外は不要)
A貴重品
・パスポート、航空券、現金、クレジットカードなど (全て貴重品袋に入れて首からぶら下げる⇒別項)
B書籍類
・ガイドブック 「地球の歩き方」が最も優れているが、他に訪問先のことを書いた好著があると行動範囲が広がる。
・・・最近の私の例では「ロマネスクを巡る旅」(2005南仏)、「シエナー夢見るゴシック都市―」(2006トスカーナ)
・トーマスクックの時刻表 国ごとの編集なので、訪問先が決まっている場合は軽量化のため必要ページのみ破り取る
・文庫本 旅先で本を読むことが好きなので、一冊百円の古本を10〜15冊購入し、読み終わるごとに捨てていきます。重いといえば、出発時点ではこれが最も重い。しかし、飛行機の中など、暇つぶしがないとつらかったりするので、荷物に余裕あれば何冊か持って行くのも良いのでは?
Cカメラ類
・カメラ・・・・デジタル化してかさばるフィルムの管理から解放されました。
・その他・・・・ビデオカメラなどは記録の為には良いが、荷物になるし、ますます自分の目でものを見なくなるし、どうかと思う。
かつて、テープレコーダーを持参していた時期があって、「ヨーロッパの音」を録音してきたのはいい記念になっている。
Dその他
・折りたたみ傘・・・・ヨーロッパは日本に比べると少雨で、しかも降っても降り続くことがあまり無い。ヨーロッパ人は少々の雨は濡れて歩いているようである。結局使わないままということもあったが、しかし降るときは降るので一応持って行く。
・ノートと筆記用具・・・・これは高校時代以来の私の習慣で旅日記を書く。膨大な記録を頼りにこのHPを書いているわけです。
・目覚まし時計
・シュラフ・・・時期とスタイルによる
D持って行くと役立つもの
・スリッパ・・・飛行機の中や宿の中で重宝する。 私は欧米人のように朝から晩まで靴をはいていられません
・割り箸・・・機内食のときに出てくるフォーク、ナイフ、スプーンを失敬してきて使うのもいいが、割り箸が数組あると便利。
・トイレットペーパー・・・・急場をしのぐのと、ちり紙代りに使う。芯をとって潰せばよりコンパクトになる。
・サブザック・・・・使わない時、丸めると手の中に納まるようなぺらぺらした安物がいい。宿にザックを置いて観光に出かけるときにデジカメやガイドブックなどを入れる。一時期、地元の人らしく見えて安全対策上有効かと考え、買い物すると手に入るスーパーのレジ袋を使っていましたが、これはモハヤ多くの旅行者がやることのようで、窃盗団には通じないそうです。
・ワインオープナー・・・ワインを飲むのはヨーロッパ旅行の楽しみの一つ。ハムやチーズと一緒に買ってきたワインを宿の部屋で空けます。
・バンドエイド・・・・靴擦れの箇所に貼るなど何かと重宝する
E過去持って行って使う機会がなかったもの
・○○語旅行会話の手引き ・・・・ いちいち本を見ながら人と話をすることは出来ません
・鍵・・・YHのロッカーなどに使うのだが、同室者への不信を宣言するようなもので、実際には使いにくい。
防犯は道具よりも注意力で対処することにした。