詩人イェーツ スライゴー
(データ:2017年5月)
スライゴーといえば詩人イェーツの町ということになっているようだ。 私自身は、訪愛前にアイルランドに関する本を数冊読んでその名を知ったものの、詩を読んだことがない。ファンなら聖地を訪れる感激がありそう。 詩人イェーツの像 町の中心部に立つデフォルメされたその姿はかなり印象的 胴部には詩文が刻まれている ◇宿について i の話によると、徒歩圏内にあるB&Bは、右に書いた住宅地の一角にある An Cruiscin
Lan 一軒のみとのこと。迷わなければ10分とかからない。シングル40ユーロ(トイレバス共同)。ロケーション良く、宿の人も親切。ただし、部屋での飲酒不可。 また、ドミトリー派には、駅のすぐ近くにホステルが一軒ある。 ◇スライゴー修道院 破壊された修道院跡はこの国のあちこちに見かけるが、ここでは遺構がかなりの部分原型をとどめている。遺構であるだけに、完全な建物の状態で見るより、かえってその複雑な造りが分って面白い。建物の構成の良さ、レリーフの見事さなど、感銘を受けた。 スライゴー修道院 ⇒ 入り口で簡単な説明書を渡されるので、気が向くなら順路に沿って説明と照らし合わせながら見学すると、興味も深まるかも。 |
◇アクセス ダブリンから列車で3時間。ただしこの国は、バスでの移動が便利かつ安価。バスの方が便数がより多く、所要時間4時間ながら、料金は半分。 なお、スライゴーに伸びる鉄路は、当地で行き止まり。南北方向への移動はバスのみとなる。北のドネゴールから来る場合、メサ地形というのか、特徴的な山容のベンバルベンの麓を通る。 ◇町の造り ここでも、鉄道駅とバスステーションは隣接している。数分も歩けば、中心に至る小さな町である。 ガラボーグ川両岸に沿う2本の通り一帯が賑やか。駅の方から来て差しかかる橋の手前に i 、その並びにイェーツ記念館、さらに橋を渡った左手にイェーツの像が立つ。(左写真) この時、i の手前、左側にある郵便局の建物は風格があって目を引く。向かって左の道を下っていくと、湖(正確には入江であろうが、見た目湖)があり、その向こうにベンバルベンを遠望する。 橋の先では、川の南側にスライゴー修道院。その南側は緩やか斜面の住宅地となっていて、川周辺とはまた違う庶民的な空気が流れる。 また、スライゴー周辺はボイル修道院などの名所、旧跡が点在しており、時間に余裕があれば行ってみたい。行き方などi で相談してみては。 |