GOOD MORNINGペンザンス

(データ:1982年7月)

ぺンザンス行き夜行列車の通路

◇イギリス版モンサンミシェル

成る程確かにその通り、という写真を撮っていて、この項を書くことを楽しみにしていたのですが、今回CD化したところ、見るも無残な汚れが入ってしまっていて、掲載をあきらめました。

情報その1 ペンザンス駅は港に近い。港に出れば、入り江の向こう数キロ先に浮かぶ、“モンサンミシェル”を遠望します。

情報その2 Land’s End(名前がいい)はここからバス。

 

◇夜行列車の勧め

フリーハンドでイギリスの地図を書くとき、左下にぎざぎざを突出させる。ペンザンスはこのぎざぎざ(コーンウオール地方)の先端にある。ヨーロッパ大陸では、夜行汽車を多用する(宿泊費の節約や長距離の移動に便利であるという実利のみならず、それ自体情緒がある。旅愁というやつですね。)が、島国のイギリスでは機会が限られる。ペンザンスは昼ならロンドンのパディントン駅から5時間でいくが、夜汽車も良いと思います。

イギリスでは珍しいコンパートメント式で、終点ペンザンスに着いても眠りこけていた私は、車掌のGood morning ! Penzance !!! “という、今でも耳に残る張りのある声に起こされたのでありました。外に出てみれば海風爽やかな気持ちのいい朝でした。

 

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