ドイツから国境を越えてチェコに入ったとき、ははあと思わず目を奪われたのがチェコ国鉄の列車。私にとっては懐かしい1980年代のヨーロッパそのままで、タイムスリップしたかのようでした。ここでは、その写真を少々載せて記録とします。
プラハ本駅で出発を待つ急行列車
土埃のこびりついた車両。コンパートメント車は、西ヨーロッパでは殆ど珍しい存在になっているが、
この国では、未だに殆どがコンパートメントのようであった。
しかも喫煙車両が堂々と存在していました。
コンパートメント室内
日本の列車と比べると幅があるから室内はかなりゆったりしている
部屋をひとり占め出来た場合、たいてい私は足を向かい側の座席の上に投げ出しているが、
身長187cmの私でも足の先が背もたれに届かない位のスペースがある。
西ヨーロッパの車両ではそんなことは無く、満員になると、お互いの足をぶつけながら長時間耐えていたものです。
ビニールのシート、窓の下のレバーは温度調節か、一つ一つのディテールが非常に懐かしい。
最後にトイレ
ペダルを踏むと、大小便はタンクでなく、
そのまま線路上に落下する。
ふたが開いて小さな丸い穴から
走る線路が見えるのは、
JRではない、国鉄時代の記憶ですな。