トロリーバスの走る町   チェスケー・ブディェヨヴィツェ

(データ:2011年3月)

 

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新市街から旧市街に向かう、その境目にあったオブジェ

時計は壊れているようで、実際の時間は午前10時すぎ

 

 

◇チェスケ―・ヴディェヨヴィツェに関するうんちく話三つ

 

@まずは町の名前。チェコ人にはそうでもないのかも知れませんが、日本人にはかなり覚えづらい。チケットを買うときに筆談も面倒だから、私は馬鹿みたいなこじつけで覚えました。日本語表記も決まっていないようで、本によって色々です。さて、うんちくというのは、「バドワイザー」の名前はこの町の名から生まれています。ビール醸造は現在でもこの町の主要産業だそうです。

 

A右上に書いたリンツとの間の鉄道路線(COOK時刻表のTABLE1132)は1832年の完成で、ヨーロッパ最古の鉄道路線とのこと。わが国では天保の改革の頃ですな。

 

B旧市街の中心、プジェミスル・オタカル2世広場の石畳の中、サムソンの泉のそばに十字架を刻んだ敷石があって、これを夜9時以降に踏んだ者は迷子になるそうです。小学生でも馬鹿にしそうな話ですが、それより私が気付いたのは広場の名前の難しさ。地名と違ってこれは、どこかの時代で誰かが名づける訳ですが、権力を誇示したいのかチェコでは難しい名前の広場が多いような気がします。

◇アクセス〜鉄道

首都のプラハとオーストリアのリンツの中間にある。もともと、この町は交通の要衝として発達したようだ。

プラハから:15往復、毎時16分発、2時間40(TABLE1130)

リンツから:16往復、所要時間2時間余 (TABLE1132

 

◇アクセス〜バス

この国では、バスによる移動は、有力な選択肢。特にこの町ではバスターミナルが鉄道駅前のショッピングセンターの屋上にあり、しかも建物内にスーパーもフードコーナーもあって非常に使い勝手がいい。鉄道に比べるとバスはインフォメーションに不安があるが、ちゃんと窓口があって、対応も親切。

私はバスでこの町に入ったが、トロリーバスが何台も、左に右に触手を振りながら走り回るのが、珍しい光景でした。

 

◇「世界一美しい町」チェスキー・クルムロフへの起点

鉄道でもバスでも行ける。鉄道駅が、チェスキー・クルムロフの町から少し遠いので楽なのはバス。速いし便も多い。

 

◇旧市街

駅から徒歩10分ほどで、旧市街の中心プジェミスル・オタカル広場に至る。旧市街は直径500mほどの円形。広場西側の川に沿った辺りがのんびりした感じで好印象。

 

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プジェミスル・オタカル広場とサムソンの泉

パステルカラーの建物が並び、田舎町らしいのんびりした空気が流れる

 

 

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